東寺・教王護国寺

2008年01月30日

 芦屋の知己より、四国八十八ヶ所遍路の報告が届いた。彼とはこのブログを通じて、えにしを頂戴した。以後、互いの遍路・巡礼状況などを、ときどき情報交換させて頂いている、賢明で筆頭株主のような読者さんである(笑。

彼は区切り打ちの車遍路で、既に二巡目。自分よりベテランの遍路さん。今回は四国53番札所 円明寺と別格霊場9番 徳盛寺まで行かれたそうな。彼のメールによれば、焼山寺、鶴林寺、大龍寺の大山三寺は、雪で参詣の人もほとんど居なかったらしい。道路はアイスバーン状態だったそうで、良くご無事で帰ってらしたと、連絡を頂いて安堵する。

四国でも、この時期30センチもの雪が積もるとも。
その代わり、ロープウェイは貸切らしく、優雅だったのか孤独だったのか・・。
他にも、別格7番 金山出石寺は雪の中もう少しで通行止になりそうだったらしく、45番岩屋寺、44番大宝寺は道路が凍りだめでした・・と書かれていたので、車でも登れなかったのだろうか。

自分が歩き遍路をしていたのは、たった一ヶ月前なのに、寺の名称を聞くと既にどこもかしこも、みな懐かしく感じる。
彼も遍路中、車の中で虚空蔵求聞持法を実践されている。そうそう、最近報告していなかったが、と云うより実生活に戻ってサボり気味で・・
虚空蔵求聞持法はただいま、三十一万四千七十七回で停止している。これもいつまでも無期限と云うわけに行かないので、一気に山でも篭ってやり終えたいところだが。


ふたたび知己の話しに戻るが、関西に居住している彼は既に、西国三十三箇所も巡礼されており、今月14日には京都・東寺で行なわれた後七日御修法にも出向されている。
後七日御修法では、真言宗各山の高僧方が、潅頂院から御影堂まで出立され、今年は金剛界曼荼羅での修法が行なわれたそう。高野山専修学院や各山の僧侶も数多く参集され、各高僧を南無大師遍照金剛の唱和で出迎えたとも。
また彼が、今観音寺で読経されていた際には、100名近い僧侶が移動してきて、般若心経の唱和をされたそうで、想像するだけでも20人や30人の団体遍路どころではない、ど迫力の読経だったろうと思う。

自分も是非行きたかったが、四国から戻ったばかりで今回は失念した。


先日彼から、後七日御修法に高僧が参集した沢山の写真と一緒に、西国三十三箇所のマップまで頂いた。 自分は当初、四国遍路をレンタカーで巡る予定だったので、西国三十三箇所も加えて巡礼するつもりだった・・が、ご存知の通り歩き遍路を敢行したので、西国遍路は今後の巡礼目標の一つなのだ。それを知っている知己の心遣い、感謝の念に堪えないばかり。


感謝合掌

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2007年12月22日

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これで、秩父三十四観音、関東八十八ヶ所、四国八十八ヶ所、別格二十ヶ所の四つの納経帳が揃った。


〜京都駅へ〜
 雨は、徐々に本降りになってきた。京都駅へ向かう道のりを、ある事に非常に悔やみながら歩いていた。
実は、ロッカーに荷物を預け東寺へ向かったとき、振り出した雨の中を、小さな子供を抱きかかえた母親とすれ違った。すぐさま、傘をあげようと思った。

が、自分も濡れる。そんなモン、また駅へ戻ってコンビニで買えばいい。しかし、ベビーカーを押す亭主も居る、余計な世話か。だが、背中を丸めた母親の表情は、雨の中を小走りに歩くのが、耐えられない様子だ。そんなコトを、一瞬ゴチャゴチャ考えていると、その夫婦は肩をすぼめながら、通り過ぎてしまった。


 なぜ、とっとと傘をあげなかったのか?
ビジネスの世界において、友を持たず、敵か部下しか周囲に居なかった自分が、人生の師と呼べる人間がたった一人だけ居る。15歳で父親が蒸発した自分にとっては、17歳で出会った彼は、正に渡世上の親とも呼ぶべき存在だった。その彼に若い頃から、こう云われ続けてきた。

「考えを直ぐ口に出すな。感情で動く前に考えろ。」
躊躇するとか、優柔不断ではなく、常に冷静で居ろと云う意味だが、長い年月における習慣が、こんな些細なときにも邪魔をする。
これからは、人に施しをしたいなら、考える前に行動を起こすようにしよう。



 京都駅に着いても、後悔の念が消えない。改札を出てくるお年寄りなどに、雨模様を見て困っている人が居ないか、しばらく立っていた。
だが、誰しも空を見上げたら、そそくさと手提げ鞄から、折りたたみ傘を出してさしだす。みな、ご近所なのか・・特に女性のお年寄りは、用意がいい。

 新幹線の時間が迫ってきて、いよいよ諦めて改札へ向かう。
全く話しは変わるが、京都は美人が多い。京美人と云うのは、既に死語だと思っていたが、本当にキレイな女性が多く感じた。 いやいや、オンナ日照りが続いてっからって、餓えきってるせいではないよ。ホント、ホント。マジで美人が多かったんだから。(笑




 551蓬莱の売店があったが、やはり例のポテトは売られてない。東海道新幹線は、まだ喫煙車両が残っていた。普段、東京へ行き来しているのは、とっくに全車禁煙にしやがった上越・新潟・長野新幹線。グリーンだけでも、喫煙車を残しときやがれってんだ。座席番号は「グリーン車10号4A」。「4」は、自分の運命数。こうして、偶然「4」に出会えると、一日中気分が良い。

 禁煙待合室で、お年寄りに席を譲る。ここも喫煙所に暖房は効いてない。ここ数年、どこもかしも喫煙者の排斥は酷いモンだ。特に都心部においては、更に痛感する事が多く、ことごとく愛煙家の行き場が無くなって来ている。


 新幹線に乗り込み、荷物を棚に上げていると、金剛杖を忘れたのに気付く。
「エライこっちゃ!」さっき、お年寄りに譲った席の後ろに置いたままだ。こんな処に置いてなんぞ行けない。発車のベルが鳴り響くホームへ飛び出し、ドアとホームを跨いで立って、まず列車を止める。グリーン車と車掌車は近い、窓から顔を出す車掌へ大声で叫ぶが、分かってない様子。

駅員が押し込みに来たので、「すぐそこの待合室に忘れ物をした!」と事情を話し、すっ飛んで取りに行った。直後、マイクで「待合室に忘れ物〜、停車中です停車中〜」と、ご丁寧にアナウンスされた。走りながら笑ってしまった。(笑


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三面大黒天

読み難ければ、クリックすると少々は見易くなるかも。






09*24
御影堂(大師堂)の前に立っていた。
弘法大師と大日如来に、再び導かれるように雨の中、また東寺を訪れた。
東海道新幹線の発車時刻は11時。十分間に合うように、早起きして朝食を済ませ、ホテルをチェックアウトした。
京都駅地下の、大型コインロッカーにキャリーを放り込み、コンビニで傘を買い歩いてきた。六寸の、大きな菅傘を被ってはいるが、歩き遍路の時と違って、作務衣に下駄履きだ。濡れたまま新幹線には乗れない。


 実のところを話すと、ゆうべホテルの部屋で、東寺で買った土産を渡す相手ごとに、小分けに整理していると、三冊買った本のうち、一冊が入ってなかったのだ。「あの爺さん、忘れたな〜」
なんやかんやと、バカみたいに沢山買ったので、購買所の爺さんがうっかりしたようだ。受け取った時に、こちらも確認すれば良かったが。
 
 たかが、600円ぐらいの本。本だから、アマゾンでも本屋でも手に入る。
「まぁいいか、また買えば・・わざわざ取りに行く事もない」
最初はそう思った。だがそのあと、あるトラブルが生じる。

普段利用している「JR東日本」の「えきねっと」で予約した新幹線のチケットが、京都駅では受け取れない事が、予約したあと、確認した際に分かった。「えきねっと」は「JR東日本」圏内でしか受け取れないらしい。JR西日本では通用しないのだ。
代わりに「エクスプレスe予約」ってのがあった。すぐ登録しようと思ったら、「J-WESTカード」なる物が必要なんだと。
「そんなモン知るか!第一、作っとるヒマあるかい!」


 全く甚だ面倒臭い。サポートデスクに電話して、散々ゴネたが「予約確認の際に、同意するを選択されると、その件について明記してある、規約を全てお読み頂きご承知頂いたと・・・」の一点張りで、確かにあったので、ムカツクがどーにもならん。

 これに限らず、二次元のネット上での「同意する」は本当にクセもんだ。諸兄方も、規約を端から端までなんぞ、余程時間がある時か、不安材料のあるサイトしか読まんのではないか?
おまけに、キャンセルするか延期するかしかないが、もう翌日なので30%もキャンセル料を取られる。納得できないまま、路線を普段使う上越新幹線へ、東海道から変更した上で、延期処理をした。

 JR西日本のサイトで、カードを作る以外に方法はないか探すと、電話でも予約出来るとあった。すぐに電話を入れると、受付時間が「2分」だけ過ぎていた。翌朝8時まで、電話受付の対応はない。踏んだり蹴ったりで、イライラしまくる。東日本の方は、留意されたし。


 と、まぁ〜そんなワケで、朝っぱら朝食バイキングを喰いながら、8時に電話を入れ予約を取り直した。元々は寝坊するつもりで、新幹線をのんびりした時間に予約した。それがこの騒動と、本の入れ忘れによって、「どーしても、も一回来いっちゅうんですかい?お大師さん」という、気持ちになったのだ。


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今、京都発のぞみ172号で東京へ向かっている。


京都は予定外だったが、お大師さんに導かれるように昨日、大阪から立ち寄り東寺を訪れた。



自分にとって、遍路の旅の本当の終着駅は、高野山でなく東寺だったのだ。


また追って後日、詳しい内容を皆さんへお伝えしたい。

取り急ぎ、リアルタイムで一報まで。



感謝合掌


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2007年12月21日

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 「講堂」「五重塔」「金堂」
空海の描いた大伽藍を、たっぷり心行くまで堪能し、礼拝し終え、実に清々しい気分のままで、無料の境内エリアへ戻る。
 それから係りの方と約束通り、東寺を出てしまう前に三面大黒堂に寄って、御影(おみえい)を頂いた。一万円札を崩すのに、随分と時間がかかったモンだ。(笑

 次は境内を、北門から一旦出る形で、僅か東にある「観智院」へ向かう。露店は、この門を抜けてもなお、道の両端にビッシリ続き、更に一本、北の車通り(北総門)まで達している。この道は「櫛笥小路」と呼ばれ、位置も幅も、平安京創建時から変わっていない。

 「観智院」自体もまた、東寺の子院として、南北朝時代から室町時代にかけて、優れた学僧を算出している。東寺へは参拝は大抵「東寺東門前」のバス停で降りて、自分も入ってきた、大宮通りの慶賀門からの進入が普通だそうだ。
だが是非、「北総門」⇒「櫛笥小路」⇒「北大門」から東寺へ至る道を、歩いて頂きたい。
何故なら、平安京の最南端に東寺は建てられたため、正門(南大門)から入るには、一旦、都を出なければならなかった。そこで平安時代の人々は、この「櫛笥小路」を利用して、北大門から参拝に訪れたらしい。以来、鎌倉〜南北朝〜室町〜戦国・安土桃山〜江戸〜平成へと、千二百年の時空を越え、今も変わらず、洛南高校(旧、東寺高校)の生徒や、近隣住民が利用しているのだ。そういった、遠き歴史に思いを馳せながら、のんびり歩いて見られるのも、また風情があろうかと思う。



 チケットは、五重塔とは別々になっているので、ポケットを探り見つけておいた。入り口で履物を脱ぐようになっている。
(うぅ〜土足厳禁かい・・国宝級の学問所やから当然か。)
 柱に手を突きながら、なおもフラフラと、不器用に下駄を脱ぐ。
東寺に居る時、あまりにも寒かったので、露店でパイルの足袋ソックスが買って、五本指インナーの上に履き、更にその上から白足袋を履いているので、パンパンで脱ぎづらい。ただでさえ、歩き遍路で一回り大きくなった足を、自分で圧迫してどーすんねん?アホちゃうか?(笑


 さぁさぁ、前置きはこれぐらいにして
ボチボチ、中に入りましょうや。
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五重塔前




断っておくが、手配犯写真ではない。(笑
おのぼりさん的、観光気分はキライなんだが、歩き遍路は一人旅。
そういえば自分の写真が、全然ないので、東寺参拝記念に撮って貰った。
一枚千円、気に入れば買ってやればいい。別に自分のカメラでも撮ってくれる。








 あまりにも長い長い、深い深い感動。
講堂を出て直ぐには、次の金堂へは行けなかった。南北に配置された金堂と、講堂の東側には、池を巡るように美しい日本庭園がある。灰皿もある、そこで一服しよう。っと、その前に身体が冷えてションベンがしたい。五重塔とは反対の北にあるトイレへ駆け込む。
 昔から、呑みに行っても「どんな膀胱してんねん?」と言われたほど、全く席を立たずに延々呑んでいたぐらいだったが、幾ら寒かったとはいえ、歳のせいか?トイレが近くなった気がする。さすが、夜中にはまだ行かないが、二回行くようになったら、酒じゃなくて薬飲まんと。(笑


 鮮やかな紅葉と共に、五重塔を眺められるこの庭園は最高だ。とても気持ちがいい、一息のタバコを吸ってから、五重塔をぐるっと一周した。 どのアングルから眺めて見ても、美しい塔だ。ガリレオが落下実験を行った、イタリアのピサの斜塔と同等の高さを誇り、現存する国内最高峰の木造塔だ。徳川家光によって古来の方法で再建され、360年間同じ姿を留めている。 
 炎上の歴史とも呼べるほど、焼失の憂き目に会い、現在は五代目。東寺の諸道の中でも、87年の歳月を掛け一番最後に完成したと云われる。

 初層部分には、空海が構想した金剛界曼荼羅が描かれている。
中心の柱に背を沿うように、北に「不空成就」西に「阿弥陀」東に「阿閃」南に「宝生」の四如来を安置し、脇侍を八大菩薩が固める。
 ん?肝心な大日如来は?と思われた方は流石である。空海は五重塔、中心の柱そのものを、宇宙の真理を表す、大日如来と位置づけたそうだ。柱や天上は極彩色の文様が美しく荘厳らしい。

「そう」とか「らしい」としか云えないのは、ここも特別展観の時しか入れないのだ。しかも、ここだけはたった正月三箇日のみ拝観が許されると言う。う〜〜〜ん、ここも見たい!正月といえば、あと僅か十日だ。ずっと京都に泊まりこむかな。(笑


 さぁ、五重塔は充分堪能した。次はいよいよ「金堂」だ。
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 画像と本文が一記事分、ズレていて申し訳ない。
そんなの関係ない!が、皆さんへ読者プレゼント第二弾を差し上げたいと思う。前回の記事に書いた東寺の納経所に、こんな文面が書かれていた。

「江戸時代よりお遍路は、まず東寺の御影堂へ参拝し、道中安全を祈願して厄除け御守札を持って、旅へ出た・・・云々すんぬん」

 と云うことで、自分のように関東から直接、飛行機で四国入りしてしまう遍路さんは、この東寺へは寄って行けない。そういった皆さんのために、遍路の安全な旅を祈願した「四国遍路御守護」を東寺で購入してきた。これに「四国八十八ヶ所経本」を付けてプレゼントしたいと思う。画像三枚目がそうだ。

 この経本は、四国八十八ヶ所全ての寺の御詠歌、ご真言、それに開経偈から般若心経〜十三仏真言など、勤行の経が大変詳しく載った経本だ。新品で買って持っていったが、御詠歌以外全部暗記しているので、結局一度も使わず途中で自宅へ送り返した。雨に濡れたので、少々紙のカバーが剥げているだけ。だから新品同様でしょ。誰か、これから旅立つ方に役立てて欲しい。前回のDVDプレゼントと重複申し込み可能なので遠慮なく申し込んでくれ。応募は⇒こちらから

なお、第一弾のプレゼントは、早くから申し込んで下さった方もいらっしゃるので、間もなく締め切らせて貰う。そろそろ送ってあげたいしね。




 さてと、話しを東寺へ戻そう。
拝観料800円を払い、やっとこさ中へ入る。おっとぉ〜、この拝観料には「観智院」の拝観料も含まれる。ここだけだと500円だからね。観智院のお話しはまた後で。

 東寺の東西中心を、更に南北にビシッと配置された伽藍は南から「金堂」「講堂」「食堂」と北へ向かい並ぶ。食堂は無料、入り口が北にあるのでまず目にするのは「講堂」になる。ここに、どうしても見たかった大日如来を始め、我が国最大の立像群「21尊像」が安置されているのだ。

 
 少し緊張気味に、巨大な講堂の割りに小さな木の扉を開いた。
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 弁天堂で礼拝したあと、更に奥へ直進すると北大門を右に見ながら真正面の門をくぐった。そこが突き当り、運良くやっと大師堂に辿り着いた。写経を収める箱には「四国八十八ヶ所巡礼」と記されている。やはり、聞いていた通り、本来この東寺から「四国遍路」を始めるのが、古くからの不文律なのか? 大師堂は靴を脱いで、上がって参拝出来るようになっていた。引きずる足で階段を登り、お大師さんの前に正座をした。


 高野山での礼拝が最後だと思っていた。
この旅ではもう、寺で読経する事も、神仏に手を合わせる事すらも、ないだろうと思っていた。今また、自分の目の前にお大師さんがいらっしゃる。 何と云う威厳、何と云う神々しさ。 京都に来て良かった・・「お呼び立てして頂いて、本当に有難う御座います。」「お蔭さまで無事、四国巡礼を終え戻って参りました。」そう、ご挨拶から読経を続けた。頭の中は静寂と化し、辺りの人ゴミの喧騒は、この間全く耳に入らなかった。


〜脱線マメ知識〜
因みに、この大師堂(御影堂=みえいどう)は、実際にお大師さんが10年あまり住まれた場所である。嵯峨天皇から平安京二大寺院の一つ、東寺を一任された空海は「歓喜に絶えず、秘密道場と成す」と後に記したそうだ。ここに、我が国初の密教「真言宗」は誕生する。東寺を、真言密教の根本道場と定めた空海は、人生の集大成を捧げた大仕事に取り掛かる。その手始めが、画像の21尊像が並ぶ「講堂」の建設であり、正方形の境内のど真ん中に講堂を配置し、東西南北十字に結ばれた中心に、密教の主尊「大日如来」が安置されている。時に空海50歳、この東寺を宇宙空間に見立て、正に密教の教えそのものを「羯磨曼荼羅」として、境内に描いて行ったのだ。

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07*30京都着
 地下鉄梅田駅〜JR大阪駅経由して、東海道山陽本線快速で京都に着いた。ミナミから僅か一時間弱、あっと云う間だった。 予約してある宿、ホテルステーション京都西館は京都タワー方面だ。カランコロン、京都の街を下駄で歩く。それにしても寒い、どんよりした曇り空。風も冷たい。やはり、大阪より北に位置するから気温は低い。

 遍路姿と違って、軍手は革の手袋に変わり、笈摺は毛皮のマフラーになった。唯一、贅沢した頃のなごり品だが、売りに出してはいたものの、高いので売れずに残っていた。そこまで出せる人は新品を買うので、こういった贅沢品は売れ辛い。私服が作務衣しかないので寒いと思って送らせた。しかし、この寒さなら持ってきて正解だったと思う。



 取り合えず、宿に着いて早過ぎるのでクロークへキャリーや掛け軸を預けた。 フロントの前にレストランがあり、朝食バイキングになっている。今朝、御堂筋ホテルを出る前に前夜買って置いた、コンビニおにぎりを食って来たので、腹は減ってないがとにかく寒い。コーヒーだけ飲ませて貰えないかと頼むと、特別にと250円でOKしてくれた。おまけにバイキングだからお代わりも出来たから、一杯125円。安すぎる。ラッキー♪


 さぁさぁ、一服も終わりコーヒーも二杯飲めた。
東寺はホテルの目と鼻の先だ、フロントに一応確認すると、「はい、東本願寺はそこです」と云う。「は?本願寺?東寺ではないんですか?」・・携帯の小さな地図画面で、宿を予約する際に最も東寺に近い宿を選択したと思ったのだが、どうも「東本願寺」と「東寺」を間違えたらしい。ロビーにあったパソコンで、もう一度「東寺」の場所を確認すると、何と駅の反対側だった。こりゃ笑える。今日もやっぱり、歩き遍路か。(笑


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06*38 なんば駅
 Suicaの使えない、地下鉄御堂筋線の中は既に通勤ラッシュが始まっている。何しに、こんな朝っぱらから地下鉄に乗っているのか? 実は急に思い立って、京都へ向かっているのだ。そう、あのリーフレットを見てから気になっていた、東寺へ参るために。特別展観は3月に行こうと思ったのだが、それまでとても待てない。もう居ても立っても、居られなくなってしまった。3月を待たずとも、目当ての二十一尊像のある講堂は年間通じて入れる。千百年以上も、秘仏にされていた21尊像は昭和40年、正しく自分の生まれた年に、その扉が開き一般公開されたと云う。どうしても見たい!。

 それにもしかしたら、お大師さんに導かれたのでは?
と思えるほど、タイミング的にもピッタリだった。 なぜか?それは今日「21日」は、お大師さんの月命日なのだ。東寺では、1239年以降毎月21日に「弘法市」と呼ばれる盛大な市が開かれ、特に本命日の4月21日と「終い弘法」は、最も人出が多く20万人を超す大盛況だそうだ。
 


 もし、四国で別格20番大瀧寺に戻らず、1番霊山寺から二日早く高野山へ行ってたら? もし、ミナミで四泊せず直行で群馬へ帰っていたら?もし、あのリーフレットを見なかったら? ・・・どう考えても、お大師さんが「来い!」と云ってる気がしてならない。お大師さんが、21尊像の前で護摩を焚かれたと云う、あの講堂へ行きたい!
行きたくて堪らない! 抑えられない思いのまま、残り一泊分をキャンセルし、夜明けの御堂筋ホテルを飛び出した。


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▼ごぉぉおおお〜〜〜〜〜ん勤行のお時間でっせぇ


毎度おいでやす。
【遍路と巡礼・神仏とえにしの旅】
Season3へようこそ

まぁ、ごゆるりと・・・

音が気に要らんお人は
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ご面倒でっけど停止して下さいや

▼オマエ誰やねん?
▼真言密教
▼遍路宿けんさく




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