曼荼羅

2007年12月21日

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五重塔前




断っておくが、手配犯写真ではない。(笑
おのぼりさん的、観光気分はキライなんだが、歩き遍路は一人旅。
そういえば自分の写真が、全然ないので、東寺参拝記念に撮って貰った。
一枚千円、気に入れば買ってやればいい。別に自分のカメラでも撮ってくれる。








 あまりにも長い長い、深い深い感動。
講堂を出て直ぐには、次の金堂へは行けなかった。南北に配置された金堂と、講堂の東側には、池を巡るように美しい日本庭園がある。灰皿もある、そこで一服しよう。っと、その前に身体が冷えてションベンがしたい。五重塔とは反対の北にあるトイレへ駆け込む。
 昔から、呑みに行っても「どんな膀胱してんねん?」と言われたほど、全く席を立たずに延々呑んでいたぐらいだったが、幾ら寒かったとはいえ、歳のせいか?トイレが近くなった気がする。さすが、夜中にはまだ行かないが、二回行くようになったら、酒じゃなくて薬飲まんと。(笑


 鮮やかな紅葉と共に、五重塔を眺められるこの庭園は最高だ。とても気持ちがいい、一息のタバコを吸ってから、五重塔をぐるっと一周した。 どのアングルから眺めて見ても、美しい塔だ。ガリレオが落下実験を行った、イタリアのピサの斜塔と同等の高さを誇り、現存する国内最高峰の木造塔だ。徳川家光によって古来の方法で再建され、360年間同じ姿を留めている。 
 炎上の歴史とも呼べるほど、焼失の憂き目に会い、現在は五代目。東寺の諸道の中でも、87年の歳月を掛け一番最後に完成したと云われる。

 初層部分には、空海が構想した金剛界曼荼羅が描かれている。
中心の柱に背を沿うように、北に「不空成就」西に「阿弥陀」東に「阿閃」南に「宝生」の四如来を安置し、脇侍を八大菩薩が固める。
 ん?肝心な大日如来は?と思われた方は流石である。空海は五重塔、中心の柱そのものを、宇宙の真理を表す、大日如来と位置づけたそうだ。柱や天上は極彩色の文様が美しく荘厳らしい。

「そう」とか「らしい」としか云えないのは、ここも特別展観の時しか入れないのだ。しかも、ここだけはたった正月三箇日のみ拝観が許されると言う。う〜〜〜ん、ここも見たい!正月といえば、あと僅か十日だ。ずっと京都に泊まりこむかな。(笑


 さぁ、五重塔は充分堪能した。次はいよいよ「金堂」だ。
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 画像と本文が一記事分、ズレていて申し訳ない。
そんなの関係ない!が、皆さんへ読者プレゼント第二弾を差し上げたいと思う。前回の記事に書いた東寺の納経所に、こんな文面が書かれていた。

「江戸時代よりお遍路は、まず東寺の御影堂へ参拝し、道中安全を祈願して厄除け御守札を持って、旅へ出た・・・云々すんぬん」

 と云うことで、自分のように関東から直接、飛行機で四国入りしてしまう遍路さんは、この東寺へは寄って行けない。そういった皆さんのために、遍路の安全な旅を祈願した「四国遍路御守護」を東寺で購入してきた。これに「四国八十八ヶ所経本」を付けてプレゼントしたいと思う。画像三枚目がそうだ。

 この経本は、四国八十八ヶ所全ての寺の御詠歌、ご真言、それに開経偈から般若心経〜十三仏真言など、勤行の経が大変詳しく載った経本だ。新品で買って持っていったが、御詠歌以外全部暗記しているので、結局一度も使わず途中で自宅へ送り返した。雨に濡れたので、少々紙のカバーが剥げているだけ。だから新品同様でしょ。誰か、これから旅立つ方に役立てて欲しい。前回のDVDプレゼントと重複申し込み可能なので遠慮なく申し込んでくれ。応募は⇒こちらから

なお、第一弾のプレゼントは、早くから申し込んで下さった方もいらっしゃるので、間もなく締め切らせて貰う。そろそろ送ってあげたいしね。




 さてと、話しを東寺へ戻そう。
拝観料800円を払い、やっとこさ中へ入る。おっとぉ〜、この拝観料には「観智院」の拝観料も含まれる。ここだけだと500円だからね。観智院のお話しはまた後で。

 東寺の東西中心を、更に南北にビシッと配置された伽藍は南から「金堂」「講堂」「食堂」と北へ向かい並ぶ。食堂は無料、入り口が北にあるのでまず目にするのは「講堂」になる。ここに、どうしても見たかった大日如来を始め、我が国最大の立像群「21尊像」が安置されているのだ。

 
 少し緊張気味に、巨大な講堂の割りに小さな木の扉を開いた。
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taihei0440 at 23:54コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ! twitterでつぶやく  
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 弁天堂で礼拝したあと、更に奥へ直進すると北大門を右に見ながら真正面の門をくぐった。そこが突き当り、運良くやっと大師堂に辿り着いた。写経を収める箱には「四国八十八ヶ所巡礼」と記されている。やはり、聞いていた通り、本来この東寺から「四国遍路」を始めるのが、古くからの不文律なのか? 大師堂は靴を脱いで、上がって参拝出来るようになっていた。引きずる足で階段を登り、お大師さんの前に正座をした。


 高野山での礼拝が最後だと思っていた。
この旅ではもう、寺で読経する事も、神仏に手を合わせる事すらも、ないだろうと思っていた。今また、自分の目の前にお大師さんがいらっしゃる。 何と云う威厳、何と云う神々しさ。 京都に来て良かった・・「お呼び立てして頂いて、本当に有難う御座います。」「お蔭さまで無事、四国巡礼を終え戻って参りました。」そう、ご挨拶から読経を続けた。頭の中は静寂と化し、辺りの人ゴミの喧騒は、この間全く耳に入らなかった。


〜脱線マメ知識〜
因みに、この大師堂(御影堂=みえいどう)は、実際にお大師さんが10年あまり住まれた場所である。嵯峨天皇から平安京二大寺院の一つ、東寺を一任された空海は「歓喜に絶えず、秘密道場と成す」と後に記したそうだ。ここに、我が国初の密教「真言宗」は誕生する。東寺を、真言密教の根本道場と定めた空海は、人生の集大成を捧げた大仕事に取り掛かる。その手始めが、画像の21尊像が並ぶ「講堂」の建設であり、正方形の境内のど真ん中に講堂を配置し、東西南北十字に結ばれた中心に、密教の主尊「大日如来」が安置されている。時に空海50歳、この東寺を宇宙空間に見立て、正に密教の教えそのものを「羯磨曼荼羅」として、境内に描いて行ったのだ。

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taihei0440 at 23:53コメント(1)トラックバック(0)  この記事をクリップ! twitterでつぶやく  
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