奥の院

2007年12月18日

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14*29極楽橋駅
橋本駅から乗って来ていた遍路と話す。ザックを背負ってるので、歩き遍路の筈だが、しかし何で橋本駅から?
不思議に思い訊くと、徳島の呑み屋で祝杯を上げた時に、マスターが自称〜高野山通で、近道ルートを教わったらしいが、接続が悪く朝8時半に出たのに、今ンなったそうだ。今朝香川から、6時45分のバスで出発した自分と同じ到着だから、あんまり近道になってない(笑)。

更に話しを訊くと、石鎚山に登りたかった為に、わざわざ54番から始めたそうだが、11月3日で頂上社は不在になり、登山が8日だった為に、ご朱印を頂けなかったと残念がっていた。う〜ん…せっかく54番から回るほど、石鎚山を目指してたなら、もう少し調べて行けば良かったねぇ。


14*43高野山駅
勾配50%、天に向かうようなケーブルを降りて、すぐ真正面に宿坊の案内所があった。ナンだ、これなら泊まり易かったかも知れないな。なんせ、宿坊だけでも53ヶ寺もあるのだ、どこへでも泊まれそうだ。但し、一応遍路用は一箇所だけと決まってるそうだが。 因みに寺は現存していない物を含めて117もあり、4000人もの人々が暮らす、一山境内地(山全てが寺であり境内)の世界遺産だ。お大師さんが眠る聖地、真言宗総本山であり、日本では他に例を見ない正に一大宗教都市である。

宿を予約する遍路と別れ、先にバス停に向かう。高野山は大阪より10℃低いらしい、寒いが昨日の大瀧寺ほどではない。


14*48
奥の院行きバス、フリー切符は往復と同じ800円。外人客も多い。 みな宿の近くの停留所で降りて行く。


15*06
バス停の目の前が奥の院入り口だ。ずっとタバコを吸ってなかったので、門前から少し離れて一服。どーせ中は吸えないだろう。

手と口を浄め、いよいよ潜入。 同時に粉雪が舞いだした。嬉しいねぇ‥グランドフィナーレに相応しい情景だ。どんどん降ってきたし、合羽は置いてきたし。(笑)

外人の参拝客にも英語で挨拶。樹齢一千年以上の巨大な杉がボコボコ生えている。約2キロの参道沿いに無数の石塔が立ち並ぶ。20万基とも云われる墓石は、平敦盛、熊谷蓮生房、織田信長、明智光秀、上杉謙信など、名立たる戦国大名の六割が眠っている。別ルートの公園墓地には、UCCコーヒー、キリンビール、新明和工業、日産自動車など各企業や、無縁墓地も無数にある。納経所は随分と奥にあった。時間も時間だ、先にご朱印を頂く。これで掛け軸の空白は全て埋め尽くされた、感無量の瞬間だ。

納経所から左斜めに進み、御廟橋を渡ると更に結界の強さを感じた。ここが本堂となる【御廟】大燈篭堂か・・一切の撮影は禁じられた聖域中の聖域だ。お大師さんはここで、大日如来の印を結び座禅を組み、62歳で「入定=にゅうじょう」された。高野山へ来るなら、写経は109枚必要だったな…。そう思いながら、千年を越える時を燃え続ける燈篭に照らされた堂内で、一人静かに恭しく読経を上げた。

次は廊下を隔てた外へ一旦、出て真横にある【御影堂】大師堂へ。極楽橋の遍路とまた会う。ナンで先に居る? そうか…納経中に抜かして行ったのか。それにしても、大師堂はここで合ってんのか?何も書かれてない。掃除をしていた人に訊くと、ここで読経をして、地下の燈篭堂で願い事を祈るらしい。ここで旅の読経は本当に最後。最も長い、十三仏真言を含むフルコーラスを唱える。同時に読経を始めた隣の遍路は、自分が般若心経に入った頃に終わってしまい、先へ行った。

若い僧侶に案内され、裏から本堂に入る形で地下燈篭堂へ降りると、そこにも無数の供養碑が整然と並んでいた。中央に大きな五鈷杵(ごこしょ)と共に、お大師さんがいらっしゃった。実に神々しい・・思わず跪いてしまった。お大師さんは、ここで永遠の悟りの世界に入り、今も尚その魂は生きていると信じられている。お釈迦さんもそうだが、「死去」と言わず「入定」と呼ぶのはその為か。そんな知識が無くとも、ここへ立てば無言のメッセージが、心に直接訴えかけてくる。



納経所に戻って、隣の大黒天堂で大黒天経を唱えようと思ったら、ホテルに大黒天経を写経した紙を忘れて来てしまった。写経が全部終わったから、袋を置いてきたのだ。大黒天経はその袋ン中だ。お大師さんが、大黒天を重要視していたのも忘れてなかったら持参していたのに。長い大黒天経はまだ暗読出来ない、仕方無く大黒天のご真言だけを21回唱えた。 また遍路に会った、案内された宿坊は1万2千円。やはり高い、日帰りで正解だ。 本当は奥の院以外にも見所の多い、金剛峯寺も行きたかった。豊臣秀次が自害した「柳の間」も見たかったが、観光は今回一切しない。またにしよう。

茶屋でタバコが吸えるみたいだ、何か映像も見れるらしいが、写メに撮っておいた時刻表を見ると、バスの発車まであと9分しかない。 今日は朝の2Km程度しか歩いてない、軽々と全力疾走。 四国の山々で散々鳴らされた、夕焼けこやけを自分から歌ってやる。


16*16
バスに乗りケーブル駅へ

17*01高野山駅
喫煙所は外、メチャクチャ寒くなってきた。ホットの紅茶花伝を一気飲みしたがダメだ。二階の待合室も、吹き抜けて寒い。 見ると応接間があった、鍵が掛かっていて開かない。勝手に隣の会議室に入ると、ヒーターが効いていて一番暖かかった。(笑


17*11
南海電車接続、橋本駅で乗換え
17*57橋本駅発
18*49難波駅着



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taihei0440 at 23:58コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ! twitterでつぶやく  

2007年10月08日

6時起床。目の前にある十三番 慈眼寺(じげんじ)で、一人朝の勤行を果す。昨日、参拝したがせっかくこれだけ近くに泊まれたのも、何かのご縁。無計画な旅もいいものだ。

美味しい朝食をいただいてる間、女将はずっと傍に座ってご飯をよそってくれた。
「おかわりもっと如何ですか?」の心遣いに、断ることが出来ず、お新香一切れと、のり一枚しかないのに、三杯目をもらってしまった。


和顔施で宿をあとにして、最終日を気を引き締めて巡拝する。


この日、もっとも印象深いのは、三十二番 法性寺(ほうしょうじ)と三十一番 観音院(かんのんいん)。それぞれの奥院だった。

ハッキリ云って、命がけ。
気を抜くと、断崖絶壁から落ちて確実に死ぬ。そんな激しい道だった。


三十二番 法性寺の奥の院には、鎖を掴んで岩肌をよじ登らなければならず、ここまで役に立った金剛杖も邪魔になって、岩山にもたれさせるように置いて登った。そこはもう別世界。もっとも気高いこの山頂に、正徳二年(1712年)安置の鍛造の大日如来がいらした。
わずか、人一人分の両脇は断崖絶壁。しかし、恐怖を忘れ正座をして拝んだ。お賽銭が足元に置かれ、沢山の数珠やカラーストーンブレスレットが大日如来の腕に巻かれていた。自分も左手にしていた、数珠を置いてきた。

さぁ、降りようと振り向いた瞬間、最大の恐怖に襲われる。本当に一歩右や左に足を踏みそこなうと、まともな身体では帰れなさそうだ。
慎重に鎖をつかみ、こわごわ降りようとしたとき、鎖が左右に振られ、岩壁の下に置いて来た金剛杖に当たって、崖に落としてしまった!

思わず声を出してしまったが、とにかく降りることが先決。なんとか、岩壁から降りて山道へ立ち、金剛杖を落とした方へ探しに行って見ると、なんと!木の枝にひっかかっているではないか!しかも、手の届く目の前に! 
この時こそ、お大師様や大日如来を始め御仏のご利益を感じた事はなかった。

感謝 合掌!



▼三日目の巡拝ルート
▼恐怖の三十一番 観音院 西奥の院
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taihei0440 at 23:12コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ! twitterでつぶやく  
▼ごぉぉおおお〜〜〜〜〜ん勤行のお時間でっせぇ


毎度おいでやす。
【遍路と巡礼・神仏とえにしの旅】
Season3へようこそ

まぁ、ごゆるりと・・・

音が気に要らんお人は
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ご面倒でっけど停止して下さいや

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