大聖歓喜天使咒法経偈文 十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経 画像をクリックして拡大しないとメチャクチャ分かりづらいが、この写経は右前半が「大聖歓喜天使咒法経偈文」。左後半が、「十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経」となっている。

フツーの般若心経用の写経用紙に書いた。268文字の般若心経がキレイに納まる写経用紙なので、そこへ無理矢理「大聖歓喜天使咒法経偈文」が515文字。「十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経」は、540文字。合わせて1055文字。ざっと五倍以上の文字を書き込んだので、相当ムチャがある。おまけに五文字も間違えている(笑。まぁ〜あまり気にされないように。

08a85a6a.jpgこの十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経は、毎朝の勤行時に読誦しているもの。
以前ご紹介した、待乳山聖天さまの『大聖歓喜天禮拝作法』(画像左)による。ちなみに日本二大聖天さまである、もう一方の生駒山聖天さまの次第、『生駒山宝山寺 歓喜天拝禮作法』(画像右)では、十一面観音さまのご真言は唱えるが、十一面陀羅尼経は読まれない。
聖天さまを信仰するに、十一面観音さまは重要な観音さま。生駒山でなぜ読まれないのかは分からない。
一般に市販されている、『十一面観音経』がこの十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経と同一なのかどうかも未確認である。
十一面観音さまを唱えるお経は他に、金剛乗経典から不空訳である『十一面観自在菩薩心密言念誦儀軌経』と、玄奘訳の『仏説十一面観世音神咒経』や『十一面神咒心経』などがあるが読んだことはない。


ただ、待乳山本龍院の十一面観音さまは秘仏で、年に一度だけ12月8日のご開帳日しか拝めないが、生駒山宝山寺では別のお堂にいらっしゃって、いつでもお顔を見て拝むことが出来る。
是非、生駒山聖天さまへ行かれる折には堂へ上がって、今回ご紹介する十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経をお唱えされるとお喜びになられると思う。

生駒山聖天さまと待乳山聖天さまの、禮拝作法の違いは上記リンクから過去記事を比較してちょうだい。
どちらも甲乙付け難い。そもそも甲乙付けちゃいかんだろうし、太陽はどこから見ても一つであるように、西も東もどちらも同じ聖天さま。別々の御仁ではない。
しかしまぁ〜せっかく日本を代表する二大聖天さま。というワケで、自分の場合は朝のお勤めは待乳山。夜は生駒山の作法に則って行なっている。


今回から何度かに分けて、現在読経しているお経を随時ご紹介していこうと思う。
毎日朝晩の勤行でお経を読むようになったのは、四国歩き遍路の半年以上ぐらい前からだろうか。
最初は般若心経すら覚束ないような読み方だった。それから三面大黒天さま、次に愛染明王さま、そして聖天さまと
ご縁を頂きながらご本尊にお迎えし、毎日読むお経も徐々に増えていった。次第や作法も変化していった。

これからも密教を学んでいく中で、より正式な作法を取り入れたり、違ったお経も読んでいくであろうが、
四国歩き遍路を終えて一年を経た今、読誦するお経も一通り落ち着いたところなので、ここいらでまとめておきたい。
またいつか、振り返ったときに今時期どんなお経をどんな作法で読んでいたかも思い出して恥じるのもいい趣向かもしれない。
では、『十一面陀羅尼経』をご紹介しましょう。読み仮名はいつものように、すぐお経を唱えられるようにしてありますので。


『十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経』(十一面陀羅尼経)全文
如是我聞。一時。仏在補陀落山。為衆説法。
にょーぜーがーもん。いちじ。ぶつざいふーだらくせん。いーしゅーせっぽう。
爾時。観世音菩薩。白仏言。我有神咒。
にーじー。かんぜーおんぼーさつ。びゃくぶつごん。がーうーじんじゅー。
若有受持者。除却一切病患憂苦。消滅一切悪業煩悩。
にゃくうーじゅーじーしゃ。じょーきゃくいっさいびょうげんうーくー。しょうめついっさいあくごうぼんのう。
令身口意。皆得清浄。心中百千萬億等事。
りょうしんくーいー。かいとくしょうじょう。しんちゅうひゃくせんまんおくとうじ。
無不成就。我此神咒。有大神驗。一切諸仏。
むーふーじょうじゅ。がーしーじんじゅ。うーだいじんけん。いっさいしょーぶつ。
讃歎護念。我於過去無量劫前。受持此咒。見十方仏証。
さんだんごーねん。がーおーかーこーむーりょうごうぜん。じゅーじーしーじゅ。けんじゅっぽうぶつじょう
無生法忍。復得慈悲喜捨平等法門。能令一切有情。
むーしょうほうにん。ぶーとくじーひーきーしゃびょうどうほうもん。のうりょういっさいうーじょう。
安立於無上道救諸険難。令得安穏。若毎日誦一百八遍。
あんりゅうおーむーじょうごうぐーしょけんなん。りょうとくあんのん。にゃくまいにちじゅーいっひゃくはちへん。
萬病消滅。寿命長遠。常為十方諸仏護念。
まんびょうしょうめつ。じゅーみょうちょうおん。じょういじゅっぽうしょーぶつごーねん。
財宝衣食令無所乏。獲得衆人恭敬愛念。
ざいほうえーじきりょうむーしょーぼう。ぎゃくとくしゅーにんくーぎょうあいねん。
不復更為一切災横。鬼蛇。刀杖。毒薬。咒詛。怨賊。
ふーぶーきょういーいっさいさいおう。きーじゃー。とうじょう。どくやく。じゅーそー。おんぞく。
水火之所能害。遠離怖畏。獲得安穏。臨命終時。
すいかーしーしょーのうがい。おんりーふーいー。ぎゃくとくあんのん。りんみょうじゅーじー。
見十方仏。往生極楽。不堕悪趣。爾時。仏讃善哉大士。
けんじゅっぽうぶつ。おうじょうごくらく。ふーだーあくしゅー。にーじー。ぶっさんぜんざいだいしー。
為諸有情欲宣此咒。我亦受持。汝速説之。時観世音菩薩。即説咒曰
いーしょーうーじょうよくせんしーじゅー。がーやくじゅーじー。にょーそくせっしー。じーかんぜーおんぼーさー。そくせつじゅーわつ。

おん まーかー きゃろにきゃ そわか

説此咒己。白仏言。若有男女。誦此咒一遍。十悪。
せっしーじゅーい。びゃくぶつごん。にゃくうーなんにょー。じゅーしーじゅいっぺん。じゅうあく。
五逆。一切罪障。皆悉消滅。除諸病苦。離諸怖畏。
ごーぎゃく。いっさいざいしょう。かいしつしょうめつ。じょーしょーびょうくー。りーしょーふーいー。
超生死海。到涅槃岸。若復有人。称念千萬億那叟多諸仏名号。
ちょうじょうじーかい。とうねーはんがん。にゃくぶーうーにん。しょうねんせんまんのくなーゆーたーしょーぶつみょうごう。
不如暫時至心称念我之名号。得福勝彼。宿福薄者。
ふーにょーざんじーしーしんしょうねんがーしーみょうごう。とくふくしょうひ。しゅくふくばくしゃ。
不聞此咒及我名。何况輙得受持読誦。若能至心。誦咒念我。
ふーもんしーじゅーぎゅうがーみょう。かーきょうしゅーとくじゅーじーどくじゅー。にゃくのうしーしん。じゅーじゅーねんがー。
現身獲得飛行自在。神通変化。如我無異。復次有人。
げんしんぎゃくとくひーぎょうじーざい。じんつうへんげー。にょーがーむーいー。ぶーじーうーにん。
貧窮。下賎。多病。愚癡。暗鈍。不辨善悪。若能受持此咒。
びんぐう。げーせん。たーびょう。ぐーちー。あんどん。ふーべんぜんなく。にゃくのうじゅーじーしーじゅー。
称念我名一切所求必定成就。富貴自在。無病安楽。
しょうねんがーみょういっさいしょーぐーひつじょうじょうじゅ。ふうきーじーざい。むーびょうあんらく。
得智辨才。世出世事。無不称意。乃至証得無上菩提。若有女人。
とくちーべんさい。せーしゅっせーじー。むーふーしょうい。ないしーしょうとくむーじょうぼーだい。にゃくうーにょーにん。
願捨女身。誦持此咒。転女成男所生之處。常在仏前。
がんじゃーにょーしん。じゅーじゅーしーじゅー。てんにょーじょうなんしょーしょうしーしょ。じょうざいぶつぜん。
蓮華化生。若在人間。得為輪王恒転法輪。究竟涅槃。
れんげーけーしょう。にゃくざいにんげん。とくいーりんのうごうてんほうりん。くーきょうねーはん。
爾時。観世音菩薩。説此咒己。一切大衆。
にーじー。かんぜーおんぼーさつ。せっしーじゅーいー。いっさいだいしゅう。
歓喜讃歎。繞仏三匝。作礼而去。
かんぎーさんだん。にょうぶつさんそう。さーらいにーこー。

十一面陀羅尼経 畢(おわり)



〜編集後記〜
水行も二十日間を越えた。
我ながら続くモンだ。ヒマなんか?

両親への親不孝の罪、妹達に苦労かけてきた罪。といった自分の罪に加え
両親自身、また妹たちや関わってきた他人様も罪を抱えてらっしゃる。
罪を抱えていない人なんて一人もいない。善人100%の人はいない。
そんな人たちの分までも償う気で。今日も被り、明日も被る。
ちょっと風邪気味(笑。苗場も雪がない。暖冬だからまだ死なないでしょう。