虚空蔵求聞持法とは、虚空蔵菩薩のご真言である
「のうぼぅ あかしゃ ぎゃらばや おんありきゃ まりぼりそわか」
これを、ただひたすら百万遍唱え続けることである。

 唐に渡る前、若き日の弘法大師も四国、室戸岬で修された。
宇宙の言葉である、マントラ(ご真言)を、定められた回数唱え続ける行や修法を、マントラ行(ぎょう)と一般的に呼ばれる。 聞いただけでは、「なんだ、ただ唱えるだけのどこが修行なんじゃい?」 そう思われる方もいらっしゃるだろう。

 しかし、虚空蔵求聞持法は難行中の難行、苦行の一つとも云われる。実際におやりになれば一番身に染みて実感されるだろうが、ただ一心不乱にひたすら唱え続けるのは、これが実際なかなか容易ではない。
極端な例えだが、家族や大切な恋人など大切な相手を人質に捕られて、どこかの寺院に幽閉されて、百万遍唱えきらないと殺されるとか、そんな状況下でムリやりやらされるならともかく、俗世において普段の生活をしながら、毎日時間を割いて集中力を継続させていくのは、やはり生易しいものではない。


開始日:平成十九年七月二十三日
所要日数:三百と九日
一日最大回数:一万四千遍
一日平均回数:約1618遍

百万遍まで、あと五十万遍。


今日までの三百九日間、
一遍も唱えない日も、何日もあった。

歩き遍路中も、最初は前に進むことに夢中で
ほとんど、最後の徳島に入るまで全く唱えなかった。


しかし、ようやく半分まで来れた。
まだまだ、百万遍達成まで道のりは長い。