盛鶴延先生の秘伝気功ワークショップ二日目。この日からまた新たに参加者が三人増えた。その内、一人は神戸からわざわざ来たという。 自分も高崎からだから、ここ神楽坂まで新幹線を使って一時間少々だが、他にも千葉や三重県など更に遠方からの参加者も多かった。

百日功夫 この日の気功を始める前に少々、盛鶴延先生若き頃の少林寺拳法による、南派少林門直伝の練功システム百日功夫 のビデオを見せていただいた。全て中国での少林寺院ロケによるもので、百日功夫(カンフー)とは、少林寺拳法において三禁(禁酒・禁煙・禁欲)で自らを律し、身体を鍛錬するのと同時に、気功によって強靭な肉体と技とを、心身両面から極めて行くという、百日間に及ぶ修法修行である。
まるで、密教の四度加行のようだ。このビデオでは、呼吸法から外功を経て、大周天循行法に終わる功夫養成を指導・解説されている。朝夕三時間の練功を続けることで、中国武術の基礎となる功夫を身につけるカリキュラムになっているそうだ。

 う〜〜〜ん、なるほど。昔キックボクサーの端くれだった自分が、少林寺拳法の使い手と異種格闘技戦に臨んで、どうあがいても勝てなかった秘密は、気功にあったのか(負け惜しみ(笑)。それにしても、盛鶴延先生。当然今よりも若くて、とても凛々しい。 自分より20歳年上なので、今年63歳の盛鶴延先生。とてもにこやかで穏やかに話される目の前にいる先生から、今はとても想像出来んが、若い頃は自分と同じ激情性だったとか。おー怖っ。しかし、これを観れば納得。だって、すげー強そーだもん。にしても、さぞかしモテたろーねぇ当時は(笑。

 他にも、手を触れずにビンの中にある錠剤を、瞬間移動させる人などを実験検証したビデオをチラッと見せてくれた。それらは盛鶴延先生ではなかったが、先生も以前はコップを動かしたり出来たという。
しかし、こういった気功の達人のなせる超能力は寿命を縮めるらしく、ユリゲラーが引退したのは賢明だとも先生はいう。
実際に検証された映像の中では、瞬間移動させたその瞬間に、後頭部の右脳部分が通常の八倍もの熱を発していた。やはりこういった超能力は、十分の一も使われていないという、脳の潜在能力に大きく関わっているのだろうか。子供のころから超能力者になりたかった自分は、先生の話しを興味津々に訊いていた。

ところで読者の皆さんは、2006〜2007に全米視聴率No.1になった、HEROES / ヒーローズ という、アメリカドラマをご存知だろうか? そのドラマには、それこそ超能力世界選手権といえるほど、様々な超能力者が登場する。
 もしその中で一つだけ自分が持てるとしたら、やはり迷わず『念動力』を選ぶ。 因みに、気功は物理的エネルギーを発生させて対象物を動かす、サイコキネシスとは違い、自分の念を送り込むことによって、対象物を動かすテレキネシスに属するらしい。総称して念力とはそれらの略語で、別名を『観念動力』ともいうらしい。
おぉっ? 観音経に出てくる、『念彼観音力』に似ている! とは思うのは自分だけか? あ、ヒーローズに詳しい人は、善悪は別として、サイラーやピーターの能力が一番イイじゃんって突っ込まないでね。(笑。
 

 さてさて、本日の気功ワーク(自分にとっては、密教修行の一環)でも、昨日に続いて自発動功の時間があった。 その名の如く、自発的に気を観じ気を操る感覚を身につける気功術で、この日も目を瞑って印を結んだり、立ったり座ったりと一人揺らいでいた。
ところが、ふと薄目を開けてみると、自分を除く全員が、いつの間にやら盛鶴延先生の真似をして同じ動きをしていた。 盛鶴延先生が太極拳を用いた気功をやりだしたからだ。(なんやねん〜みんな〜独創性に欠けとるな〜ネタ切れかい)と、云いつつ、自分も太極拳には興味があったので、すぐさま皆と同化する(笑。 静なれど動なるその動きは、言い換えればまるでダンスのように優雅で、ガキのころはディスコに夢中で、ダンスに打ち込んでいた自分にとって、太極拳はとても楽しい経験だった。

 この日も、女性陣の要望で昨日に続き、香功の初級、中級を続けて行なった。男の自分でも自分の匂いは気になる。そりゃあ、臭いより臭くない方がいいに決まってる(笑。女性ならば尚更のことだろう。
色気づくのが早かった、マセガキだった自分は、小学校のころからオーデコロンを着けていた。今では、ブランド香水でも、都心なら薬局でも買えるし、地方でもホームセンターで手に入るくらい、香水は日常的になったが、三十年前は大阪の都心部でさえ、デパートなど専門店に行かねば手に入らなかった。ちなみに、初めて買ったのは「アラミス」で、学習塾の先生が着けていたのを教えてもらい真似ていた。
そんな風だったから、大人になってからも至極当然のように、洗面台には様々な香水を並べて、毎日その日の気分やデートする相手によって、香りを変えたりして愉しんでいたが、去年菩提心を抱いてからは全ての香水を捨てたので、今は何も着けていない。 ちかごろ会う人には、「お線香の匂いがしますね」と云われる(笑。


 後半は三時から五時まで二時間かけて、参加者全員に向け、盛鶴延先生による、「オーラ診断」があった。
下される結果に少々緊張しながらも、みなこれをとても楽しみにしていたようだ。 一人づつ、盛鶴延先生の真正面に坐し、真っ直ぐな先生の視線を浴びて「秘伝気功診断カルテ」なるものに、結果を書き込んで下さる。
これは個別に受けると、通常五万円ほどの高額な診断になるのだ、と岩井社長から説明を受けていた。 ということは、今回二日間の秘伝気功ワークの費用、2万8千円(会員価格、一般は3万3千円)のうち、大部分をこのオーラ診断が占めていると考えれば安かったかも知れない。

 盛鶴延先生が体得した気功には、こうして人のオーラを観る事の出来る修行法もあるのだという。全然そんなことは知らなかったが、単に「気功」と一言で云っても、かなり奥深い用途があるのだと思った。さすが、中国四千年の歴史。 純陽から純陰までの八段階に識別される、陰陽のバランスも診断出来る事から、それによって夫婦や人間関係の良し悪しも判断、教示出来るそうだ。
 「秘伝気功診断カルテ」は、その「陰陽のバランス」診断を始め、「陰陽五行の性質」(木、火、土、金、水)、「気の形」、「気の色」、「気の強さ」、「気の道」などを総合的に診断して下さる。 そして、各人の結果に沿った生き方の道標とも云えるアドバイスをいただき、最後に一文字の書を頂戴する。これがまた素晴らしい。みなそれぞれに、説明を受けながら、「霧」「薫」「桜」などの文字を戴いて行く。

盛鶴延老子 神筆功 実は、盛鶴延老子は神筆功(気功書道)という珍しい気功の伝人でもあり、神筆功は気功であると同時に芸術でもある。(画像は上海市で開催された気功大会における表演) 子供のころ、習字塾を一ヶ月で止めてしまったが、美しい文字を書きたいという思いは持ち続けていた。写経をするようになって更にその思いは強くなり、こないだDSの「美文字トレーニング」まで買った(笑。 ご存知の通り、弘法大師も書の達人である。 偉大なるお大師さんへ近づきたいという憧れもある。

 最後だった自分の診断結果は、五行の性質が「木=仁」が強く次に「火=礼」だった。陰陽のバランスは、少陽と太陰の中心、つまりど真ん中で均衡が良いらしい。オーラは全身に強く現れ、赤と青がありやや赤が強く、交じり合って紫も見えるという。
・・う〜〜ん、ナンだか一度訊いただけでは、どーゆー風にイイんだか悪いんだか良く分からないが、「紫色」のオーラが診断されたのは、参加者の中で自分だけだった。 紫色は昔から大好きな色だから、素直に嬉しかった。若い頃は、妹たちに「お兄ちゃん、色情狂やし」と云われたが、「アホぅ!何抜かしとんねん!高貴な色なんじゃい!」と一貫して反論してきた(笑。 真言阿闍梨を目指す今となっても、紫は高僧にだけ許された色であるし、文学者であった父方の祖母のペンネームも「東 紫」であった。 ちかごろ、何故か紫色の国産車が増えたが一時期、紫色のディアブロも所有していたぐらい大好きだ。
こうなると、是が非でも高僧になって、堂々と紫色の法衣を着れるようになりたいと欲が出てくる。これは、我欲か? いや、高僧になればそれだけ多くの衆生も救えるはず、それゆえ御仏の大欲であると信じたい。都合のいい、こじつけか?(笑。


3445392c.jpg いただいた、ひと文字は、「禅」。 禅というのは、大乗仏教の一派で曹洞宗と臨済宗を始めとする、禅宗に専売特権に限らない。中峰和尚[ちゅうほうおしょう]云く、「禅とは心の名なり、心とは、禅の体なり。」と云われるが、本来禅というのは、梵字では「dhyna:ディヤーナ」と書き、「心を静める」という意味を持つ。信仰ではなく古来インドから伝わる修行法である。 ビジネスの世界に身を投じていたころも、「放てば手に満ちてり」という、禅の言葉を良く引用していた。 欲しくば、先に与えよ、先に捨てよ。人に与えてこそ、我が身に戻ってくる。というのは、商売にも通じるものがあった。
盛鶴延老子が、自分に対して「禅」と書かれて真意は100%読み取れないが、少なくとも更に修行を続け、一切衆生を救わんがための精進に邁進せよ、決して怠るのではない。 そんな意味に受け取った。有り難いひと文字をいただけて、心底感謝合掌して今回の気功修行を終えた。


 〜お知らせ〜
 そんな、盛鶴延老子と行く、「ゼロ磁場気功合宿」がある。
場所は、ウルトラパワースポットで有名な、長野県は南アルプスの麓に位置する分杭峠。TVでも何度か取上げられた世界有数のゼロ磁場地帯。 たけしの「アンビリバボ」でも紹介されたこの場所は、中国湖北省の蓮花山というゼロ磁場を発見した、中国高名気功師、張志祥氏によって指定された。彼によれば、この分杭峠は蓮花山に匹敵するほどのパワーを持つという。
今では盛鶴延老子にとっても、個人的な特訓の場所だそうで、気功修練者や気功愛好家にもお勧め。実際に気を感じ、持って帰れる場所なのだ。

 盛鶴延老子曰く(以下一部引用)、「病は気から」。気が不足していたり、体の中の気の道(経絡)が詰まると、発病する。一方、良い気が強い所へ行ければ、体中に良い気の道が出て充電もできる。周辺の良い気を感じることは”気功の道”へ入るために大事な事であるという。
 中国や日本の名所と言われるところには、やはり理由があります。周辺の”気”が違います。気功の練習は「以幻以真」より、「以気接気」が大事です。体の内気と周辺の外気とがつながることで最高の状態になり、最高の充電ができます。名所で気功法を行うことをお勧めします。気をいっぱい溜めれば最高ですよ。

 というわけで、ご興味のある方は、まずは2007年ゼロ磁場合宿レポート を、お読みになって下さい。
本年度ゼロ磁場合宿の詳細はこちら


盛鶴延老始め、今回の修行で「えにし」をいただいた
全てのみなさんに、感謝合掌 法蓮 百拝。