今夜は「子の日」。大黒天一日千座行である。昨日から一晩、黒豆を水に浸しておくのを忘れた。他に方法がないか調べてみると、「茹でる」以外に「炒める」ってのがあった。前夜から、黒豆を戻しておく必要もなく手軽そうだ。早速試してみた。

「黒豆の炒め方」
1、黒豆をざるに入れて、さっと水洗いし水気をとる
2、フライパンに油を引かず、弱火で炒める
3、豆が開いてきたら味見して、火が通ってれば出来上がり

ポイント
1、水切りはクッキングペーパーなどで、充分に行なう
2、豆全体に火が均等に行き渡るよう、大き目のフライパンを使う

 ってなワケで、香ばしい匂いがする黒豆炒めがソッコー出来あがった。食してみると、結構イケるではないか。黒豆は身体にも非常に良い。お子さんがいらっしゃれば、おやつ代わりにも充分なりえる。下手なスナック菓子を食わすより余程いいし、大黒天一日千座行でお供えし終わった黒豆なら、更にご利益も受けた給える。いうことなし(笑。

炒めている間、付きっ切りにならないといけないが、茹でるよりはむしろ早くて良い方法かも知れない。我が家のご本尊、三面大黒天にお茶と一緒にお供えし準備万端。

 この大黒天一日千座行に限らず、日々の勤行や修法において、続けていると徐々に色んなコトに気付くようになる。漠然とした説明で申し訳ないが、単に要領を弁えてくるというより、祈願の言葉を祈るにしろ、真言を唱えるにしろ、何というか・・前回よりは、「心がついて来ている」ような誠実味を帯びた実感がある。その分、確実に内容も意義も濃くなっていく気がする。

もう少々具体的にいうならば、大黒天のご真言「おん まか きゃらや そわか」のみを千遍唱えるだけでなく、先に「大黒天神経」、のちに「般若心経」を唱えたり、我が家のご本尊は三面大黒天であるが故に、毘沙門天のご真言「おん べいしら まんだや そわか」と、弁財天のご真言「おん そばていえい そわか」を、それぞれ二十一遍づつ追加して唱えたりといった点で、充実していっていると云えなくない。


 ご先祖へのご供養を祈るだけでも構わない。般若心経だけを唱えてもいい。自分の思う御仏のご真言だけでも構わない。一つでもいいから、毎日心を込めて実行していくことが、一番大切だと思う。自分もそうやっていくうちに、徐々に菩提心が芽生えていったことは事実に相違ない。
「大黒天一日千座行」についての詳しい過去記事はこちら