平成二十年四月一日の朝の勤行時より、「理趣経」も読むことにした。
先日ご紹介した神前での稲荷祝詞、稲荷心経、稲荷秘文に加え、仏前では従来の「大黒天神経」「般若心経」に、長文の「理趣経」を加えたことにより、勤行時間は更に更に長くなった。

自分が理趣経を初めてまともに聴いたのは、先月の常喜院における得度式だった。
四度加行はいつ行けるか今のところ不透明だが、今後、真言宗の真の僧侶となるべく修行を積むにせよ、またいつか遍路に出たときも、各札所で唱えたいと思うので、いずれにせよ、真言密教を突き詰めて行くなら唱えるべき経典であることに相違なく、ここで始めることにした。

 在家用の理趣経の経本については、昨今どこでも手に入るだろうし、PDF化しているサイトもあろう。が、理趣経についての稿を書くのにあたり、読者の皆さんにも出来るだけ読みやすさを優先して振り仮名を付けて、自分の経験から区切りを入れて作ったので、読んでみたい方は追記ページから後ほどダウンロード、又はコピーして下さい。
但しその前に、理趣経は秘匿性が非常に高く、ある意味危険要素を多用に含んいる。従って出来るだけ正しく理解するために、理趣経とはどういうお経なのかを、理趣経素人の自分とご一緒にカンタンに勉強しておきましょう。


 理趣経とは、正式には「大楽金剛不空真実三摩耶経(たいらきんこうふこうしんじさんまやけい)和訳:大いなる安楽を得さしめ、金剛の如く堅固で空でない、真実で永遠の境地を説き明かしたお経」といい、「般若波羅蜜多理趣品(はんにゃはらみたりしゅぼん)」という、いわばサブタイトルを略した物を、一般的に「理趣経」と呼ぶ。
 「般若波羅蜜多理趣品」という、副経名からもお分かりの通り「理趣経」は「般若経」系のお経である。ここで今、「はぁ? 密教経典がナンで般若経に属するのだ?」と、思われる方もいらっしゃるだろう。
そんな貴方は、仏教や経典に非常に中途半端に詳しい方である(笑。 

 自分もそうだったし、むしろそれよりもっと酷い解釈だったと思う。
ぼんやり仏教とは何かとか、普通の生活においての身近に伝わっている仏教とは、ナンだかイコール「釈迦」の説いた教えであり、要するに「欲望=煩悩」を全部バッサリ捨てて、空になりなさい。酒・肉・女も全部ご法度ですよ。ってなイメージではないだろうか? ちょっとこの辺りを話し出すと、脱線したっきり戻れなくなりそうだし止めましょう(笑 ただ、いつか書きたい項目なので、そのときまでお楽しみにしてて下さい。


 理趣経とは、主に真言宗の僧侶が毎日読むお経であり、「読むお経」よりも、「実践するお経」が多い密教経典の中で、理趣経は数少ない「読むお経」の一つである。
そもそも「読むお経」とは、「読むことで功徳がある」というお経で、大乗経典のほとんどはこれに属する。従ってそういったお経に関しては、僧侶でなくとも、在家や信徒でも読まれることが多い。
 さっきの仏教とは何ぞやの話に関連しなくもないが、密教は厳密に云えば、仏教を称しているとはいえ、空を目指す小乗仏教でもなく、空を悟り現状維持する大乗仏教でもなく、あくまで空を悟った上で不空をも覚る金剛乗であり、大いなる安楽の境地を築くためには、経典において読むだけでは事足りず「書かれていることを具現化すること」を、目的とする。
それは例えば、こういう瞑想をし、こういう供養の仕方をし、こういう修行をしなさい、と実際に実践しなくては掴み取れないものが多く存在する。

 つまり、それが秘密仏教と云われる所以であり、言葉や文字(経典)だけでなく、極めて神秘主義的・象徴主義的とも云える教義を、師資相承師により選ばれし弟子へ、瀉瓶の如く法(おしえ)を伝授することに、最も重きを置く部分でもある。然るに本来、「理趣経」は、四度加行など厳しい修行などを実践して、前行をしてからでないと伝授してはならないという厳しい規則があると云う。

 理趣経とは、そんな真言密教における根本且つ重要なる経典であるが故、その秘匿性から門外不出とされ、極秘に守られてきた経典である。それまでの仏教が奥深く閉じ込めていた、人間の根幹部分にまで光を当てさらけ出しているため、文字を読む程度では解釈の仕方によっては、軽視又は誤解を招かねない極めて危険性を持つ経典とされる。
それゆえ、十七清浄句が軽んじられた誤解を生み、弾圧の的となったり、事件の引き金となったりした歴史も持つ。 この「理趣経」(*厳密には理趣釈経(りしゅしゃくきょう)=理趣経の解説本)の借用を申し出た最澄を、空海が拒絶したのが、平安の二大開祖が決別した直接原因となったのは、あまりにも有名な話である。
既に朝廷より認められた高官僧であった最澄が、自らを「下僧」と謙ってまでも空海から灌頂を受け、本物の密教を学ぼうとした、そんな最澄に対してですら、「単に読み、書き写すだけでは意味をはき違えかねる」と、空海から一蹴されたことからも、それほどまでに経典内容は難解であり、且つ危険性に満ちていることは容易に想像しうる。


 以上、小僧の自分が語るのは非常にオコガマシイが、少しでもそういったことを踏まえた上で、理趣経を読んで行きましょうねって話しである。理趣経全文における内容説明などについては、次回の稿にて。
今回は、コピーなりして印刷してとにかく唱えてみましょう。
おっそろしく長いよ〜覚悟してね〜般若心経が世界一短い経典ということをお忘れなく。アレを基準に考えるとぶったまげるから(笑 正座して唱えると100%痺れる。痺れたあとじゃ五体投地出来ないから、最近は真っ先に五体投地してしまってから経を読んでる。ズレた骨は治ったが相変わらず正座は大嫌い。大体、仏さんは誰も正座してないんだし、廃止にして欲しいんだけどホントは(笑


〜この理趣経について〜
『文字と改行について』
この理趣経は、「二箇法要法則」における「般若理趣經」を、極力、舊字體及び正字を用いてテキスト化してありますが、初めてでも読み易く、且つ出来るだけ早く読経出来るようになることを、最優先としているため、改行の位置については、「二箇法要法則」の通りではありません。

『振り仮名について』
長い部分は、読み易さを優先して、前半後半などにスペースを設けてあります。従って、必ずしも一字一句に適した振り仮名になっていない箇所もあります。
色々試しましたが、自分の経験上は一字一句に振り仮名が振ってあるより、この方が早くスラスラと読めるようになります。嫌な方はブロックかけてないので、対象文字を選択し好きなように、ワードのルビで修正し直して下さい。

『唱え方のコツ』
まずは読み方が違うものに慣れてしまう。例えば、金剛(こんごう)は、(きんこう)。入金(にゅうきん)は、(じゅうきん)。平等(びょうどう)は、(へいとう)と、読んだりします。この歳になって、小学生でも読める文字を、違った読み方をするのが最初は戸惑いますが、複雑な法則など一切ありませんから、慣れてしまえばこっちのモンです。

『繰り返し部分を覚えよう』
それから、お経はある意味、音楽と同じであり、繰り返し出てくる言葉があるので、まずそれを抑えてしまう。例えば、理趣経には欲重顯明(よちょう おんべい) 此義故(しいこ) 熙怡微咲(きいびしょう) なんか、しょっちゅう出てくる。これらをスムーズに云えるだけでも、スラスラと流せる部分が一気に増えて楽に読めるようになるし、読経の自信もつく。ハイ、それじゃあハリキッて行きましょう!


『大楽金剛不空真実三摩耶経(理趣経全文かなつき)』
*ふりがな間違ってたら、笑って直してね。
*理趣経は、ふりがな無しの部分は読まない。これはわざとだから、突っ込みなしで(笑。
*ワードでルビを振ったものをコピペしたから、ふりがなが間に割り込む形になっています。これで読みにくい人は、原版(完全版)をダウンロードして下さいな。

●ダウンロード(完全版)はこちら

●以下、コピー版

理趣経全文かなつき

大樂金剛不空眞實三摩耶經  般若波羅蜜多理趣品
おん まきゃそばぁ ばさらさたば じゃくうんばんこく そらた さとばん
勧請
歸命毘盧遮那佛(みょーびーるしゃなー) 無染無着眞理趣(むーぜーん) 生生値遇無相(しょーじょー) 世世持誦不忘(せーせー)念 弘法大師疔+(こうぼうだいし そうほうらく) 大樂金剛不空眞實三摩耶經(たいらきんこう ふこしんじ さんまやけーい) 般若波羅蜜多理趣品
大興善寺三藏沙門大廣智不空奉 詔譯 序説
如是我聞(じょしがぶーん) 一時薄伽梵(いっし ふぁきゃふぁん) 成就殊勝(せいしゅ しゅしょう) 一切如來(いっせい じょらい) 金剛加持(きんこう かち) 三摩耶智(さんまやち) 已(い)得(とく)一(い)切(っせい)如(じょ)來(らい)灌(くぁん)頂(でい) 寶冠爲三界主(ほうくぁんいん さんかいしゅ) 已證一切(いしょう いっせい) 如來一切(じょらい いっせい) 智智瑜伽(ちちゆきゃ)自在(しさい) 能作(のうさく)一切(いっせい) 如來(じょらい)一切(いっせい) 印(いん)平等(ぺいとう)種種(しゅじゅ)事業(しぎょう) 於無盡(よぶしん) 無餘一切(ぶよ いっせい) 衆生界一切(しゅうせいかい いっせい) 意願作業(いげん さくぎょう) 皆悉圓滿(かいしってんまん) 常恆三世一切(しょうこう さんせい いっせい) 時(し)身(しん)語意業(ぎょいぎょう) 金(きん)剛(こう)大(たー)毘(いー) 盧(ひろ)遮(しゃ)那(だ)如(じょ)来(らい) 在於欲界(さいよ よっかい) 他化自在(たくぁ しさい) 天王宮中(てんのう きゅうちゅう) 一切如來(いっせい じょらい) 常所遊處(しょうそ ゆうしょ) 吉低蔽(きっしょう しょうたん) 大摩尼殿(たいま じてん) 種種虜(しょうじょう かんさく) 鈴鐸喩(れいたく そうばん) 微風搖撃(ぶふう ようげき) 珠鬘瓔珞(しゅまん えいらく) 半滿月等(はんまん げっとう) 而爲莊嚴(じい そうげん) 與八十倶(よはっ しゅうく) 胝菩薩衆倶(ちほさっ しゅうく) 所謂(そうい) 金剛手菩薩(きんこうしゅ ほさん) 摩訶薩(ばかさ) 觀自在菩薩(くぁんしいさい ほさん) 摩訶薩(ばかさ) 虚空藏(きょこうそう)菩薩(ほさん) 摩訶薩(ばかさ) 金剛拳菩薩(きんこうけん ほさん)摩訶薩(ばかさ) 文殊師(ぶんじゅし)利(り)菩薩(ほさん) 摩訶薩(ばかさ) 纔發心轉(さいはっしん てん)法輪(ぽうりん)菩薩(ほさん) 摩訶薩(ばかさ) 虚空庫(きょこうこ )菩薩(ほさん) 摩訶薩(ばかさ) 摧(さい )一切魔(いっせいま )菩薩(ほさん) 摩訶薩(ばかさ) 與如是等(よじょ しとう) 大菩薩衆(たいほう さっしゅ) 恭敬圍繞(きょうけい いじょう) 而爲説法(じい せっぽう) 初中後善(そちゅう こうせん) 文義巧妙(ぶんぎ こうびょう) 純一圓滿(しゅんにち えんまん) 聢瞳蘿(せいせい けっぱく)

初段(大楽の法門) 金剛薩埵の巻き
説一切法聢洞臾(せ いっせいほう せいせい くもん) 所謂(そうい) 妙適聢洞(びょうてき せいせいく) 是菩薩位(しほさい) 慾箭(よくせん)聢洞(せいせいく) 是菩薩位(しほさい) 觸(しょく)聢洞( せいせいく) 是菩薩位(しほさい) 愛縛(あいはく)聢洞( せいせいく)
是菩薩位(しほさい) 一切(いっせい )自在主(しさいしゅ)聢洞( せいせいく) 是菩薩位(しほさい) 見聢洞(けんせい せいく) 是菩薩位(しほさい) 適z聢洞(てきえっ せいせいく) 是菩薩位(しほさい) 愛聢洞(あいせいせいく) 是菩薩位(しほさい) 慢聢洞(まんせいせいく) 是菩薩位(しほさい) 莊嚴聢洞(そうげん せいせいく) 是菩薩位(しほさい) 意滋澤(いしたく せい)淨句(せいく) 是菩薩位(しほさい) 光明聢洞(こうべい せいせいく) 是菩薩位(しほさい) 身樂聢洞(しんらく せいせいく)  是菩薩位(しほさい) 色聢洞(しょく せいせいく) 是(し)菩薩(ほさ)位(い) 聲聢洞(せいせい せいく) 是(し)菩薩(ほさ)位(い) 香聢洞(きょう せいせいく) 是(し)菩薩(ほさ)位(い) 味聢洞(び せいせいく) 是(し)菩薩(ほさ)位(い) 何以(かい)故(こ)  一切法(いっせいほう)自(し) 性聢(せいせいせい)故(こ) 般若(ふぁんじゃ )波羅(はら)蜜(び)多(た) 聢(せいせい)

金剛手(きんこうしゅ )若有聞(じゅくゆう ぶん)此(し) 聢(せいせい )出生句(しゅっせいく) 般若理趣(ふぁんじゃ りしゅ) 乃至(だーし )菩提(ほてい )道場(とうちょう) 一切蓋障(いっせい かいしょう) 及煩惱障(きゅうはん だつしょう) 法障業障(はっしょう げっしょう) 設廣積習(せっこう せきしゅう) 必不墮於(ひっぶ たよ) 地獄(ちぎょく )等(とう)趣(しゅ) 設作(せっさく )重罪(ちょうさい) 消滅(しょうべっ )不難(ぶなん) 若能受持(じゃくのう しゅち) 日日(じつじっ) 讀誦(とくしょう)作(さー)意思(くい し)惟(い) 即於現生證(そくよけん せいしょう) 一切法(いっせいほう )平等(へいとう) 金剛三摩地(きんこう さんまち) 於(よ)一(いっ)切法(せいほう ) 皆(かい)得(とく )自在(しさい) 受於(しゅよ )無量(ぶりょう) 適歡喜(てきえっ くぁんぎ) 以(い)十六(しゅう りく)大(たい) 菩薩生(ほさっせい) 獲得如來(くぁき とく じょらい) 執(しゅう)金剛(きんこう)位(い) 時薄伽梵(しふぁ きゃふぁん) 一切如來(いっせい じょらい) 大乘現證(たいしょう けんしょう) 三摩耶(さんまや) 一切曼荼羅持(いっせい まんたらち) 金剛勝薩埵(きんこう しょうさった) 於三界(よさんかい)中(ちゅう) 調伏無餘(ちょうふく ぶよ) 一切(いっせい )義(ぎ)成(せい) 就(しゅ)金剛手(きん こうしゅ) 菩薩摩訶(ほさん ばか)薩(さ) 爲(い)欲(よ)重顯(ちょうおん) 明(び)此(し)義(ぎ)故(こ) 熙怡微(きい び)咲(しょう) 左手(さしゅ)作金剛慢印(さ きんこう まんいん) 右手抽擲(ゆうしゅ ちゅうてき)本初(ほんそ) 大金剛作(たいきん こうさく) 勇(ゆう)進勢説(しん せいせっ) 大樂(たいら)金剛(きんこう) 不空三摩耶(ふこう さんまや)心(しん)
「吽(うーん)」

二段 (覚証の法門) 大日如来の巻
時薄伽梵(しふぁ きゃふぁん) 毘盧遮那如來(ひろしゃだ じょらい) 復説一切如來(ふせ いっせい じょらい) 寂靜法性(せきせい はっせい)
現等覺(けんとうかく) 出生(しゅっせい )般若(ふぁんじゃ)理(り)趣(しゅ) 所謂(そうい) 金剛(きんこう )平等(へいとう) 現等覺(けんとうかぁく) 以(い)大(たい)菩提(ほてい) 金剛(きんこう)堅固(けんこ)故(こ) 義(ぎ)平等(へいとう) 現等覺(けんとうかぁく) 以(い)大菩提(たいほてい) 一義(いちぎ)利(り)故(こ) 法(ほう)平等(へいとう) 現等覺(けんとうかぁく) 以(い)大菩提(たいほてい) 自性聢(しせい せいせい)故(こ) 一切(いっせい)業平(げっべい)等(とう) 現等覺(けんとうかぁく) 以(い)大菩提(たいほてい) 一切分(いっせい ふん)別(べっ) 無分別性(ぶふん べっせい)故(こ) 金剛手(きんこうしゅ)若有聞(じゅくゆう ぶん)此(し) 四(し)出生法(しゅっ せいほう) 讀誦受持(とくしょう しゅち) 設使(せっし )現行(けんこう) 無量(ぶりょう )重罪(ちょうさい)
必(ひつ)能(のう )超越(ちょうえつ) 一切惡(いっせい あく)趣(しゅ) 乃至當坐(だーいし とうさ) 菩提(ほてい)道場(とうちょう) 速能剋證(そくのう こくしょう) 無上正覺(ぶしょう せいかく) 時薄伽梵(しふぁん きゃふぁん) 如是説已(じょし せっち) 欲重顯(よちょう おん)明(び) 此(し)義(い)故(こ) 熙(き)怡微(いび)咲(しょう) 持(ち)智(ち)拳印(けんにん) 説(せ)一切法(いっせい ほう)自(し) 性(せい)平等(へいとう)心(しん) 
「噁(あーく)」引 (大日如来)  如来拳印

三段 (降伏の法門) 降三世明王の巻
時(し)調伏難(ちょう ふくなん) 調釋迦牟尼如來(じょうせい きゃぼうち じょらい) 復説(ふせ )一切法(いっせい ほう )平等(へいとう )最勝出生(さいしょう しゅっせい)般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい) 欲無戲論(よくぶ きろん) 性故瞋(せいこしん) 無戲論性(ぶき ろんせい) 瞋無戲(しんぶき)論(ろん)性故癡(せいこち) 無戲論性(ぶき ろんせい) 癡無戲論(ちぶ きろん) 性(せい)故一切法(こ いっせいほう) 無戲論性(ぶき ろんせい) 一切法(いっせいほう) 無戲論性(ぶき ろんせい)故(こ) 應(よう)知(ち)般若(ふぁんじゃ) 波(は)羅(ら)蜜(びっ)多(た) 無戲論性(ぶき ろんせい) 金剛手(きんこうしゅ) 若有聞(じゅくゆう ぶん)此(し) 理趣受持(りしゅ しゅち) 讀誦(とくしょう) 設害(せっかい )三界(さんかい) 一切(いっせい )有(ゆう)情(せい) 不墮惡(ふだ あく)趣(しゅ) 爲(い)調伏(ちょう ふつ)故(こ) 疾證(しっしょう )無上(ぶしょう) 正(せい)等(とう )菩提(ほてい) 時(し)金剛(きんこう)手(しゅ) 大菩薩(たいほさ )欲重顯(よちょう おん)明(び) 此(し)義(い)故(こ) 持降(ちこう)三世印(さんせいいん) 以(に)蓮華(れんか)面(めん) 微咲而(びしょう じ)恕(と) 頻(ひん)眉(び)猛(もう)視(し) 利(り)牙(か )出現(しゅつげん) 住(ちょう)降伏(こうふく )立相(りっしょう) 
説(せっ)此(し)金剛(きんこう) 吽迦(うんきゃ)羅(ら)心(しん)
「吽(うん)」短 (降三世)

四段 (観照の法門) 観自在菩薩の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 得自性聢(とくし せいせいせい) 法性如來(はっせい じょらい) 復説(ふせ) 一切法(いっせいほう )平等(へいとう) 觀(くぁん)自在(しさい )智印(ちいん )出生(しゅっせい) 般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい) 世(せいかん )一切(いっせい) 欲聢童梁(よくせいせい こそく)一切瞋聢(いっせい しんせいせい) 世(せいかん)一切(いっせい) 垢聢(こうせいせい) 故(こ)即(そく) 一切罪聢(いっせいさい せいせい) 世(せい)(かん)一切(いっせい) 法聢(ほうせいせい) 故(こ)即(そく) 一切有情聢(いっせいゆう せいせいせい) 世(せいかん)一切(いっせい) 智智(ちち)聢(せいせい) 故(こ)即(そく) 般若波羅蜜多聢(ふぁんじゃはらびった せいせい) 金剛手若有聞此(きんこうしゅ じゃくゆうぶんし) 理趣(りしゅ)受持(しゅち) 讀誦(とくしょう) 作(さーく)意思(いし)惟(い) 設(せっ)住(ちゅう )(しょ)慾(よく) 猶如(ゆうじょ )蓮華(れんか) 不爲客(ふい かく)塵(ちん) (しょ)垢所(こう しょ)染(ぜん) 疾證(しっしょう )無上(ぶしょう) 正(せい)等(とう)菩提(ほてい) 時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 觀(くぁん)自在(しさい)大菩薩(たいほさ) 欲重顯(よちょう おん)明(び)此(し)義(い)故(こ) 熙怡微(きいび)咲(しょう) 作開敷蓮華(さっかい ふれんくぁ) 勢觀(せいくぁん)慾(にょく) 不染説(ふぜんせ) 一切(いっせい)群生(きんせい) 種種(しょうじょう )色(しょく)心(しん) 
「紇利(きりーく)」二合 

五段 (富の法門) 虚空蔵菩薩の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 一切三界主如來(いっせい さんかいしゅ じょらい) 復説一切如來(ふせ いっせいじょらい) 灌頂智藏(くぁんでい ちそう) 般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい) 以灌頂施故能得(いくぁんでい しこのうとく) 三界法王位(さんかい はぉうい) 義利施(ぎりし)故(こ)得(とく) 一切意願滿(いっせい いげんまん)足(そく) 以法施(いっはし)故(こ) 得圓滿一切法(とくえんまん いっせいほう) 資生施(しせいし)故(こ) 得(とく)身(しん)口(こう)意(い) 一切安樂(いっせいあんらく) 時虚空藏(しきょこうそう) 大菩薩(たいほさ) 欲重顯(よちょうおん)明(び)
此(し)義(い)故(こ) 熙怡微(きいび)咲(しょう) 以(い)金剛(きんこう)寶(ほう)鬘(まん) 自繋(しげ)其首(きしゅ)
説(せ) 一切(いっせい)灌頂(くぁんでい) 三摩耶(さんまや)寶(ほう)心(しん) 「怛覽(たらーん)」合二 (虚空蔵)

六段 (実働の法門) 金剛拳菩薩の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 得一切如來(とくいっせい じょらい) 智印如來(ちいん じょらい) 復説(ふせ) 一切如來(いっせい じょらい) 智(ち)印(いん)加持(かち) 般若(ふぁんじゃ)理(り)趣(しゅ) 所謂(そうい) 持一切如來(ちいっせい じょらい) 身印即爲(しんにん そーくい) 一切(いっせい)如來(じょらい)身(しん) 持一切如來(ちいっせい じょらい) 語印(ぎょいん)即(そく)得(とく) 一切如來法(いっせい じょらいはっ) 持一切如(ちいっせい じょ)來(らい) 心印即證(しんにん そくしょう) 一切如來(いっせい じょらい) 三摩地(さんまち) 持一切如來(ちいっせい じょらい) 金剛印(きんこういん) 即(そく)成就(せいしゅ) 一切如來(いっせい じょらい) 身(しん)口(こう)意業(いぎょう) 最勝悉地(さいしょう しっち) 金剛手(きんこうしゅ) 若有(じゃくゆう)聞(ぶん)此(し) 理趣受持(りしゅ しゅち) 讀誦(とくしゅう)作意(さーくい) 思(し)惟得(いとく) 一切(いっせい)自在(しさい) 一切(いっせい)智(ち)智(ち) 一切(いっせい)事業(しぎょう) 一切(いっせい)成就(せいしゅ) 得一切身口意(とくいっせい しんこうい) 金剛性(きんこうせい) 一切(いっせい)悉地(しっち) 疾證(しっしょう )無上(ぶしょう) 正(せい)等(とう)菩提(ほてい)時(し) 薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 爲(い)欲重顯(よちょうおん ) 明(び)此(し)義(い)故(こ) 熙怡微(きいび)咲(しょう) 持(ち)金剛(きんこう)拳(けん) 大三摩耶(たいさんまや) 印説(いんせ)此(し) 一切(いっせい)堅固(けんこ)金剛(きんこう) 印悉地(いんしっち) 三摩耶(さんまや) 自眞實心(ししん じっしん) 「惡(あく)」(拳菩薩)

七段 (転字輪の法門) 文珠菩薩の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 一切無戲論如來(いっせい ぶきろん じょらい) 復説轉(ふせ てん)字(しん)輪(りん) 般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい)輕ゞ與(しょほう こうよ) 無自性(ぶしせい) 相應(しょうよう)故(こ) 輕〔義裹(しょほう ぶしょうよ) 無相性(ぶしょうせい) 相應(しょうよう)故(こ) 輕〔鬼裹(しょほう ぶげんよ) 無願性(ぶげんせい) 相應(しょうよう)故(こ) 輕(しょほう)光明(こうべい) 般若波(ふぁんじゃは)羅(ら)蜜(びっ)多(た) 聢(せいせい)故時(こし) 文殊師(ぶんじゅし)利(り) 童(とう)眞(しん) 欲重顯明(よちょう おんべい) 此義故(しいこ) 熙(き)怡微(いび)咲(しょう) 以自劍揮斫(いしけん きしゃく) 一切如來(いっせい じょらい) 以説(いせっ)此(し) 般若波(ふぁんじゃは)羅(ら)蜜(びっ)多(た)最勝(さいしょう)心(しん) 「菴(あん)」(文殊)
八段 (入大輪の法門) 転法輪菩薩の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 一切如來(いっせい じょらい) 入大輪如來(じゅうたいりん じょらい) 復説入(ふせ じゅう)大輪(たいりん) 般若(ふぁんじゃ)理(り)趣(しゅ)所謂(そうい) 入金剛平等(じゅうきんこう へいとう) 則入一切如來(そくじゅう いっせいじょらい) 法輪入義平等(ほうりんじゅう ぎへいとう) 則(そく)入(じゅう)大菩薩(たいほさ)輪(りん) 入一切法平等(じゅういっせい ほうへいとう) 則入妙法輪(そくじゅう びょうほうりん) 入一切業平等(じゅういっせい げっぺいとう)則入一切事業輪(そくじゅういっせい しぎょうりん) 時纔發心(しさいはっしん) 轉法輪大菩薩(てんぼうりん たいほさ) 欲重顯明(よちょう おんべい) 此義故(しいこ) 熙怡微(きいび)咲(しょう) 轉(てん)金剛(きんこう)輪説(りんせ) 一切(いっせい)金剛(きんこう) 三摩耶(さんまや)心(しん) 「吽(うん)」(纔発心)転法輪

九段 (供養の法門) 虚空庫菩薩の巻 時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 一切如來(いっせいじょらい) 種種供養藏(しょうじょう きょうようそう) 廣(こう)大儀式(たいぎしょく) 如來(じょらい)復(ふ)説(せ)一切(いっせい) 供養最勝(きょうよう さいしょう) 出生(しゅっせい) 般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい) 發菩提心(ほっぼ ていしん) 則(そーく)爲於(いよ)(しょ)如來(じょらい) 廣大供養救濟(たいきょうよう きゅうせい) 一切(いっせい)衆生(しょうせい) 則爲於(そーくいよ)(しょ)如來(じょらい) 廣大供養受持(こうたいきょう しゅち) 妙典則爲於(びょうてん そーくいよ)(しょ)如來(じょらい) 廣大供養於(こうたい きょうようよ) 般若波(ふぁんじゃは)羅(ら)蜜(びっ)多(た) 受持讀誦(しゅち とくしょ) 自書(ししょこう)他(た) 書思(しょし)惟(い)修習(しゅうじゅう) 種種供養(しょうじょう きょうよう) 則爲於(そーくいよ )(しょ)如來(じょらい) 廣大供養(こうたい きょうよう) 時(し )虚空庫(きょうこうこ )大菩薩(たいほさ) 欲重顯明(よちょう おんび) 此(し)義(い)故(こ) 熙(き)怡(い)微(び)咲(しょう) 説(せっ)此(し)一切(いっせい)事業(しぎょう) 不空三摩耶(ふこうさんまや) 一切(いっせい)金剛(きんこう)心(しん)
「唵(おん)」虚空庫

十段 (忿怒の法門) 摧一切魔菩薩の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 能調持(のうちょうち) 智拳如來(ちけん じょらい) 復説一切(ふせいっせい) 調伏智藏(ちょうふく ちそう) 般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい) 一切有情(いっせいゆうせい) 平等故(へいとうこ) 忿怒(ふんと)平等(へいとう) 一切有情(いっせいゆうせい) 調伏故(ちょうふっこ) 忿怒(ふんと)調伏(ちょうふく) 一切有情(いっせいゆうせい) 法性故(はっせいこ) 忿怒法性(ふんどはっせい) 一切(いっせい)有情(ゆうせい) 金剛性故(きんこうせいこ) 忿怒(ふんど)金剛性(きんこうせい) 何以故(かいこ) 一切(いっせい)有情(ゆうせい) 調伏則爲菩提(ちょうふく そーくいほてい) 時摧一切魔(しさい いっせいま) 大菩薩(たいほさ) 欲重顯明(よちょう おんび) 此義故(しいこ) 熙怡微咲(きいびしょう) 以金剛藥叉(いきんこう やきしゃ) 形持金剛牙(けいち きんこうか) 恐怖一切如來(きょうほ いっせいじょらい) 
已説(いせ) 金剛(きんこう)忿怒(ふんと) 大咲(たいしょう)心(しん)
「郝(かく)」摧一切魔

十一段 (普集の法門) 普賢菩薩の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 一切(いっせい)平等(へいとう) 建立如來(けんりゅうじょらい) 復説(ふせ)一切(いっせい) 法三摩耶(ほうさんまや) 最勝出生(さいしょう しゅっせい) 般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい) 一切平等性故(いっせい へいとうせいこ) 般若波羅蜜多(ふぁんじゃはらびった)平等性(へいとうせい) 一切(いっせい)義(ぎ)利性(りせい)故(こ) 般若波羅蜜多(ふぁんじゃはらびった) 義利性(ぎりせい) 一(いっ)切(せい)法(ほう)性(せい)故(こ) 般若波羅蜜多(ふぁんじゃはらびった) 法性(はっせい) 一切事業性故(いっせい しぎょうせいこ) 般若波(ふぁんじゃは)羅(ら)蜜(びっ)多(た) 事業性應知(しぎょう せいようち) 時(し)金剛手(きんこうしゅ) 入一切如來菩薩(じゅういっせい じょらいほさ) 三摩耶(さんまや)加(か)
持(ち) 三摩地(さんまち) 説(せ)一切(いっせい) 不空三摩耶心(ふこう さんまやしん)
「吽(うん)」普賢 金剛合掌

十二段 (有情加持の法門) 外金剛部の巻
時薄伽梵如來(ふぁきゃふぁん じょらい) 復説(ふせ) 一切有情加持(いっせい ゆうせいかち) 般若(ふぁんじゃ)理(り)趣(しゅ) 所謂(そうい) 
一切(いっせい)有情(ゆうせい) 如來藏(じょらいそう) 以普賢菩薩(いほけん ほさ) 一切(いっせい)我(が)故(こ) 一切(いっせい)有情(ゆうせい) 金剛藏(きんこうそう) 以金剛藏(いきんこうそう) 灌頂(くぁんでい)故(こ) 一切(いっせい)有情(ゆうせい) 妙法藏(びょうはっそう) 能轉(のうてん)一(いっ)切(せい) 語(ぎょ)言(げん)故(こ) 一切(いっせい)有情(ゆうせい) 羯磨藏(きゃらまそう) 能作(のうさく)所作(そさく) 性相應故(せいしょう ようこ) 時(し) 外金剛部(ぐぁいきん こうほう) 欲重顯明(よちょう おんべい) 此(し)義(い)故(こ) 作歡喜聲(さっくぁん ぎせい) 説(せ)金剛(きんこう) 自在自眞實心(しさいし しんじっしん) 「怛唎(ちり)」二合 外金剛部 内五鈷印

十三段 (諸母天の法門) 七天母の巻
爾時七母(じししちぼ) 女天頂禮(じょてん ていれい) 佛足獻鉤(ふそっ けんこう) 召攝入(ちょうしょうじゅう) 能殺(のうさつ)能(のう)成(せい)  三摩耶(さんまや) 眞(しん)實(じっ)心(しん)
「毘(び)欲(ゆ)」七母女天

十四段 (兄弟の法門) 三兄弟の巻
爾(じ)時末度(しまど) 迦(きゃ)羅天(らてん) 三(さん)兄弟(けいてい)等(とう) 親禮佛(しんれいふ)足(そっ) 獻自心眞言(けんししん しんげん)
「薩嚩(そば)」金剛合掌 「そう(三兄弟)」

十五段 (姉妹の法門) 四姉妹の巻
爾(じ)時(し) 四(し)姉妹女天(しまいじょてん) 獻(けん)自心(ししん) 眞(しん)言(げん)
「唅(かん)」金剛合掌 「(四姉妹)」

十六段 (各具の法門) 五部具の巻
時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 無量無邊(ぶりょうぶへん) 究竟如來(きょうけいじょらい) 爲欲加持(いよっかち) 此確甬(しこうれいきゅう) 竟圓滿故(けいえんまんこ) 復説(ふせ)平等(へいとう) 金剛(きんこう)出生(しゅっせい) 般若理趣所謂(ふぁんじゃりしゅそうい) 般若波(ふぁんじゃは)羅(ら)蜜(びっ)多(た) 無量(ぶりょう)故(こ) 一切如來(いっせいじょうらい)無量(ぶりょう) 般若波(ふぁんじゃは)羅(ら)蜜(び)多(った) 無邊故(ぶへんこ)一切如來無邊(いっせいじょらいぶへん) 一切法(いっせいほう) 一性(いっせい)故(こ) 般若波羅蜜多(ふぁんじゃはらびった) 一性(いっせい) 一切法(いっせいほう) 究竟(きゅうけい)故(こ) 般若波羅蜜多(ふぁんじゃはらびった) 究竟(きゅうけい) 金剛手(きんこうしゅ) 若有聞(じゃくゆうぶん)此(し) 理趣受持讀誦(りしゅしうち とくしょう) 思(し)惟(い)其(き)義(ぎ) 彼於佛菩薩行(ひよふ ほさこう) 皆得究竟(かいとくきゅうけい)
       「ばん うん うん うん うん(無量無辺究竟如来)」

十七段 (深秘の法門) 五秘密の巻 時薄伽梵(ふぁきゃふぁん) 毘盧(ひろ)遮那(しゃだ) 得(とく)一切(いっせい) 祕密法性(ひびつはっせい) 無戲論如來(ぶきろん じょらい) 復説(ふせ)最勝(さいしょう)無(ぶ) 初中後(そちゅうこう) 大樂(たいら)金剛(きんこう) 不空三摩耶(ふこうさんまや) 金剛法性(きんこう はっせい)般若理趣所謂(ふぁんじゃ りしゅそうい) 菩薩摩訶薩(ほさばかさ) 大慾(たいよく)最勝(さいしょう) 成就(せいしゅ)故(こ) 得大樂(といたいらく)最勝(さいしょう)成就(せいしゅ) 菩薩摩訶薩(ほさばかさ) 得大樂(とくたいらく) 最勝(さいしょう)成就(せいしゅ) 故則得一切(こそくとくいっせい)如來(じょらい)大菩提(たいほてい) 最勝(さいしょう)成就(せいしゅ) 菩薩摩訶薩(ほさばかさ) 得一切如來(とくいっせい じょらい)大菩提(たいほてい)
最勝(さいしょう)成就(さいしゅ) 故則得一切如來(こそく いっせいじょらい) 摧大力魔(さいたいりょくま) 最勝(さいしょう)成就(せいしゅ) 菩薩(ほさ)摩訶薩(ばかさ) 得一切如來(とくいっせいじょらい) 摧大力魔(さいたいりょくま) 最勝(さいしょう)成就(せいしゅ) 故則得遍三界(こそくとく へんさんかい) 自在主成就(しさいしゅせいしゅ) 菩薩摩訶薩(ほさばかさ) 得遍(とくへん)三界(さんかい) 自在主成就(しさいしゅ せいしゅ) 故則得淨除(こそくとく せいちょ) 無餘界(ぶよかい) 一切(いっせい)有情(ゆうせい) 住著流轉(ちゅうちゃく りゅうてん) 以大与(いたいせいしん) 常處(しゅうそ)生死(せいし) 救攝(きゅうしょう)一切(いっせい) 利(り)(えき)安樂(あんらく) 最勝究竟(さいしょう きょうけい) 皆悉(かいしっ)成就(せいしゅ) 何以故(かいこ)
理趣経百字の偈
菩薩勝慧者(ほさっしょう けいしゃ) 乃至盡生死(だいし しんせいし) 恆作衆生利(こうさく しゅうせいり) 而不趣涅槃(じふしゅう でっぱん) 般若及方便(はんじゃ きゅうほうべん) 智度悉加持(ちと しっかち) 輕ゝ暹輙(しょほう きゅうしょゆう) 一切皆聢(いっせい かいせいせい) 慾等調世(よくとう ちょうせかん) 令得淨除故(れいとく せいちょこ) 有頂及惡趣(ゆうてい きゅうあくしゅ) 調伏盡輙(ちょうふく しんしょゆう) 如蓮體本染(じょれいてい ほんぜん) 不爲垢所染(ふいこ そぜん) 輙歙亦然(しょよく せいえきぜん) 不染利群生(ふぜんり きんせい) 大慾得聢(たいよく とくせいせい) 大安樂富饒(たいあんらく ふうじょう) 三界得自在(さんかい とくしさい) 能作堅固利(のうさ けんこり)
金剛手(きんこうしゅ) 若有聞此(じゃくゆうぶんし) 本初般若理趣(ほんじょ ふぁんじゃりしゅ) 日日晨朝(じつじつしちょう) 或誦或聽(こくしょうこくてい)彼獲一切(ひくぁきいっせい) 安樂0(あんらくえっち) 大樂(たいら)金剛(きんこう) 不空(ふこう)三昧(さんまい) 究竟悉地(きゅうけいしっち) 現世獲得一切(けんせい くぁきとく いっせい) 法自在樂(ほうしさい えつらく) 以十六大菩薩生(いしゅうりく ほさっせい) 得於如來(とくよじょらい)執金剛位(しゅきんこうい) 「吽(うん)」「(五秘密)」極喜三昧耶 大独鈷印

流通
爾(じ)時(し) 一切如來(いっせいじょらい) 及持(きょうち)金剛(きんこう) 菩薩摩訶薩(ほさばかさ) 等(とう)皆來(かいらい) 集會(しゅくぁい)欲令(よくれい) 此法(しほう)不空(ふこう) 無礙速(ぶかーいそく) 成就故(せいしゅこ) 咸共稱讚(かんきょう しょうさん) 金剛手言(きんこうしゅげん)
善哉(ぜんざーい)善哉大薩埵(ぜんざーい たいさった) 善哉善哉大安樂(せんざーいせんざーい たいあんらく) 善哉善哉摩訶衍(ぜんざーいぜんざーい まかえん)
善哉(ぜんざーい)善哉(ぜんざーい)大智慧( たいちけい) 善能演説此法(せんのうえんぜっ しはっこう) 金剛修多羅加持(きんこうしゅ たらかち)
持此最勝害者(ちしさいしょう こうおうしゃ) 一切輕睇塲峻(いっせいしょま ふのうくぁい) 得佛菩薩最勝位(とくふほさ さいしょうい)
於躰獣當不久(よしょしっち とうふきゅう) 一切如來及菩薩(いっせいじょらい きゅうほさ) 共作如是勝説已(きょうさくじょし しょうせっち)
爲令持者悉成就(いれいちしゃ しせーいしゅ) 皆大歡喜信受行(かいたーいくぁんぎ しんしゅこう)
般若理趣經
毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー )
毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー )
毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー )
毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 毘盧遮那佛(ひろーしゃだーふー ) 
我等所修(がとうしょしゅ)三昧善 廻向(えこう)最上大悉地 哀愍(あいみん)攝受願海中 消除(しょうじょ)業障證三昧 天(てん)衆(じゅ)探煎甍匕 當所(とうしょ)權現疔+ 弘法(こうぼう)大師疔+曄ゝ賤(いっせい)靈等成佛道 聖朝(しょうちょう)安穩疸鑚茵‥群(てんげ)安穩興正法 護持(ごじ)大衆除不帖〔悩(めつざい)生善令滿足 菩提(ぼだい)行願不退轉 引導(いんどう)三有及法界 同一性(どういっしょう)故(こ) 入阿(にゅうあ)字(じ)