芦屋の知己より、四国八十八ヶ所遍路の報告が届いた。彼とはこのブログを通じて、えにしを頂戴した。以後、互いの遍路・巡礼状況などを、ときどき情報交換させて頂いている、賢明で筆頭株主のような読者さんである(笑。

彼は区切り打ちの車遍路で、既に二巡目。自分よりベテランの遍路さん。今回は四国53番札所 円明寺と別格霊場9番 徳盛寺まで行かれたそうな。彼のメールによれば、焼山寺、鶴林寺、大龍寺の大山三寺は、雪で参詣の人もほとんど居なかったらしい。道路はアイスバーン状態だったそうで、良くご無事で帰ってらしたと、連絡を頂いて安堵する。

四国でも、この時期30センチもの雪が積もるとも。
その代わり、ロープウェイは貸切らしく、優雅だったのか孤独だったのか・・。
他にも、別格7番 金山出石寺は雪の中もう少しで通行止になりそうだったらしく、45番岩屋寺、44番大宝寺は道路が凍りだめでした・・と書かれていたので、車でも登れなかったのだろうか。

自分が歩き遍路をしていたのは、たった一ヶ月前なのに、寺の名称を聞くと既にどこもかしこも、みな懐かしく感じる。
彼も遍路中、車の中で虚空蔵求聞持法を実践されている。そうそう、最近報告していなかったが、と云うより実生活に戻ってサボり気味で・・
虚空蔵求聞持法はただいま、三十一万四千七十七回で停止している。これもいつまでも無期限と云うわけに行かないので、一気に山でも篭ってやり終えたいところだが。


ふたたび知己の話しに戻るが、関西に居住している彼は既に、西国三十三箇所も巡礼されており、今月14日には京都・東寺で行なわれた後七日御修法にも出向されている。
後七日御修法では、真言宗各山の高僧方が、潅頂院から御影堂まで出立され、今年は金剛界曼荼羅での修法が行なわれたそう。高野山専修学院や各山の僧侶も数多く参集され、各高僧を南無大師遍照金剛の唱和で出迎えたとも。
また彼が、今観音寺で読経されていた際には、100名近い僧侶が移動してきて、般若心経の唱和をされたそうで、想像するだけでも20人や30人の団体遍路どころではない、ど迫力の読経だったろうと思う。

自分も是非行きたかったが、四国から戻ったばかりで今回は失念した。


先日彼から、後七日御修法に高僧が参集した沢山の写真と一緒に、西国三十三箇所のマップまで頂いた。 自分は当初、四国遍路をレンタカーで巡る予定だったので、西国三十三箇所も加えて巡礼するつもりだった・・が、ご存知の通り歩き遍路を敢行したので、西国遍路は今後の巡礼目標の一つなのだ。それを知っている知己の心遣い、感謝の念に堪えないばかり。


感謝合掌