大黒天経


 久しぶりにお写経をした。
四国遍路へ出て以来、実に二ヶ月ぶりか・・。大黒天神経は暗誦出来ないので、四国へ持参し毎日の勤行に使っていた。かなりボロボロになっていたので、新たに書き直した。丁度、15日は榊や酒、米・塩・花を交換する日だ。改めるのにも丁度良いと思った。

しかし、久しぶり過ぎて途中、二回休憩して足を崩した。随分良くなったとはいうものの、まだアキレス腱は痛むので床にかかとは付けられない。長時間の正座は堪える。せっかく身を淨め、香を焚き塗香を着けても、休憩してタバコを吸ったり、食事を摂ったりすると意味がねぇ〜。


 大黒天神経はこれで二枚目だ。般若心経に比べ随分と長いから大変じゃあ。以前、お見せした事があると思うが、初めて書いた物は読めない部分に振り仮名を付けていた。随分慣れたので、今度のは振り仮名なしで読経出来そうよ。今回のは、最後に「一心頂礼十方法界常住三宝=いっしんちょうらいじっぽうほうかいじょうじゅうさんぽう」を加えた。これは、願意のあとの三礼した後の締めくくりの言葉だ。

 大国天神経の全文(漢読・訓読)と、その他の三面大黒天祈祷招福法は、続きを読んで頂戴。

 昨日まで、そんなコトも露知らず信仰してきたが、一般的に知られていない「佛説摩訶迦羅大黒天神経」は、写経する人すら極僅かだそうだが、ある寺院のサイトによれば、写経を持っているだけでも、喰うにも困らないとも云われる、大変有難い経らしい。何事も信じる心、素直な信仰心があれば叶わぬことなどないと思う。

そんなご利益あらたかな、大国天神経を写経したい人は、こちらの見本を印刷すれば、初めてでも書き易かろうと思う。さっき、全文はこちら♪とか云いながら、変換しまくらねぇただでさえ長い経を、パソコンで書くのは至難のワザだと、実は困っていた(笑。いいのが見つかってラッキー♪ さっそく皆さんとシェアしたいので教えよう。

 
 ただ一言添えておくと、この見本は、画像の自分が写経した物と若干違うので、伝えておこうかいちおー。

相違点一、見本には「般若心経」の呪文部分が混ざっている。
般若心経全体には意味が説かれているが、最後の部分は呪文=陀羅尼(マントラ)なので、訳しては意味を成さない、だからサンクリット語のまま読む。本来の読み方は「ガティーガティー パーラガティー パーラサンガティー ボーディースヴァーハー」。この部分を、大黒天のご真言「おん まーかーきゃらやーそわか」の後に唱えるのが、自分が知るところの最も簡単な大黒天祈祷法である。

相違点二、自分のは、毘沙門天と弁財天のご真言も含まれている。
あ、これね⇒「おん べいしら まんだやそわか」「おん そばていえいそわか」。三面大黒天は三位一体の合体神なので、本来この三つの真言を唱える。これが二番目に簡単な祈祷法。

相違点三、自分のは、最後の部分が三行多い。
「寿福増進じゅふくぞうしん・安穏楽あんのんらく・除病延命じょびょうえんめい・息災我そくさいが・福我円満重果報ふくがえんまんじゅうかほう・衆人愛敬しゅうじんあいきょう・従恭敬じゅうきょうけい・入来衆人徳七宝にゅうらいしゅうじんとくしっぽう」と、冒頭の「一心頂礼十方法界常住三宝」が盛り込まれている。寿福増進〜は、三面大黒天のご利益を更に増大する経。その他、祈祷法には宗派により様々なものが存在する。



▼佛説摩訶迦羅大黒天神経漢読
*読経しやすいリズムでアレンジされてある。読経されるなら、先の見本を印刷して振り仮名を付けてみて頂戴。唱えてると、すぐ覚えるモンだから。

ほな、行くでぇ〜メッチャ長いから覚悟してやぁ〜(笑
ぶっせつまーかー だいふくとく じーざいえんまん ぼーさつだらにきょう
にーじーにょーらい ごーだいしゅーごん こんしーだいえーちゅう そくきざがっしょう びゃくぶつごん こんしーだいえーちゅう うーだいぼーさつみょうわつ だいふくとくじーざいえんまんぼーさつ しーぼーさつ おうじゃくじょうとう しょうがくごうだいまーにー じゅーおーにょーらい こんいーじーらい ごーりきこうらい しゃーばーせーかいけんだいこくてんじん ぜーだいぼーさつだいえー (般若心経呪文部分=ぎゃーてぃぎゃーてぃ はーらーぎゃーてぃ はらそうぎゃーてぃ ぼーでぃーすば) ちゅうそくきーざ がっしょうびゃくぶつごん がーおーいっさい びんぐーむーふくしゅうじょう いーよーだいふくとくこんげん うーばーそくぎょうけんぞく しちもーにょーてん さんかいゆうげん よくよーいっさい しゅうじょうふくとく ゆいがんせーそんいーがーせつ だいふくえんまんだーらーに にーじーせーそん がんしょうせっしゅうわつ 

はぁ〜〜〜やっと半分・・(笑。 頑張るでぇー!
なうまくさんまんだー ぼだなん おんまーかーきゃらやーそわか
にーじーにょーらい ごーだいしゅーごん しーてんじんしゅ かーこーむうりょう しょーぶつしゅっせ ふーせつにゃくみーらいあくせっちゅう うーしょーびんぐうにんもんし だーらーにみょうしゃ とうちぜーにんこうだいまーに ほうじゅうゆうしゅつ むうりょうちんぽう にーじーだいこくてんじん びゃくぶつごんにゃくうーまつぽうちゅう しゅうじょうじーしーしゅうしゃ がーたいにゃくごうしゃく にゃくさんじゃくにゃくごうすん ごうごうぎょうそう あんちーがーらん にゃくそうきょうかーない がーけんしちもーにょーてん けんぞく八万四千人 ふくとくじんゆうぎょうじっぽう まいにちくうよう一千人 にゃくがーしょーせつ うーこーもうじゃ ようだーあくしゅーふーげんほんかく にゃくうーいーしゅーじゅー ちんかーみーしゅうとうくーよーしゃ しょーこうかんろーじー いっさいだいしゅかんだいかんぎ しんじゅうぶーぎょう さーらいにーこー
ぶっせつまーかー だいふくとく じーざいえんまん ぼーさつだらにきょう

ひぃ〜〜〜お終い! お疲れさま!


     
▼佛説摩訶迦羅大黒天神経訓読
その時、如来は大衆に告げて云う。
今この大会の中に大菩薩あり。名けて大福徳自在円満菩薩という。この菩薩は昔、等正覚を成じて大摩尼珠王如来と号す。今自在業力を以っての故に、娑婆世界に来たりて、大黒天神あらわる。この大菩薩大会の中にて、即ち座よりたち、掌(たなごころ)を合わせ佛にもうして言(もうさ)く。我れ一切の貧窮無福の衆生において、大福徳を与えんが為に、今優婆塞の形を現し、眷属の七母女天を、三界に遊現せしめるなり。一切の衆生に福徳をあたえんと欲す。唯だ願わくは世尊、我が為に大福徳円満陀羅尼を説きたまえと。その時に世尊貌(お顔)を開かせ、笑みを含ませたまいて呪を説きたまいての賜わく。

なうまくさんまんだー ぼだなん おんまーかーきゃらやーそわか

その時、世尊大衆(だいしゆ)に告げて云う。
この天神の呪(じゆ)は、過去無量諸仏の出世にも説きたまわす。若し未来悪の世の中に、諸(もろもろ)の貧窮の人ありて、此の陀羅尼の名を聞く者は、まさに知るべしこの人は、大摩尼宝珠を降らし。無量の珍宝を湧出することを。
その時、大黒天神は佛に申して云う。
若し末法の中に衆生ありて、この呪を持たんには、我が体を若しくは五尺、若しくは三尺、若しくは五寸に、その形像を刻みて伽藍に安置し。若しくは家内に崇敬せば、我れ七母女天の、眷属八萬四千人の福徳神を遣わし、十方に遊行して、毎日一千人を供養せしめん。若し我が所説に虚妄あらば、永く悪趣に堕して本覚に還らず。若し又種々の珍菓美酒等を以って供養する者は、将に甘露を降らさん。時に一切の大衆よ。皆大いに歓喜して信受奉行し礼をなして去りにき。



あ〜疲れた。他の祈祷法もご紹介しようかと思ったが、もうムリ(笑。 今日はこれでお終い。