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五重塔前




断っておくが、手配犯写真ではない。(笑
おのぼりさん的、観光気分はキライなんだが、歩き遍路は一人旅。
そういえば自分の写真が、全然ないので、東寺参拝記念に撮って貰った。
一枚千円、気に入れば買ってやればいい。別に自分のカメラでも撮ってくれる。








 あまりにも長い長い、深い深い感動。
講堂を出て直ぐには、次の金堂へは行けなかった。南北に配置された金堂と、講堂の東側には、池を巡るように美しい日本庭園がある。灰皿もある、そこで一服しよう。っと、その前に身体が冷えてションベンがしたい。五重塔とは反対の北にあるトイレへ駆け込む。
 昔から、呑みに行っても「どんな膀胱してんねん?」と言われたほど、全く席を立たずに延々呑んでいたぐらいだったが、幾ら寒かったとはいえ、歳のせいか?トイレが近くなった気がする。さすが、夜中にはまだ行かないが、二回行くようになったら、酒じゃなくて薬飲まんと。(笑


 鮮やかな紅葉と共に、五重塔を眺められるこの庭園は最高だ。とても気持ちがいい、一息のタバコを吸ってから、五重塔をぐるっと一周した。 どのアングルから眺めて見ても、美しい塔だ。ガリレオが落下実験を行った、イタリアのピサの斜塔と同等の高さを誇り、現存する国内最高峰の木造塔だ。徳川家光によって古来の方法で再建され、360年間同じ姿を留めている。 
 炎上の歴史とも呼べるほど、焼失の憂き目に会い、現在は五代目。東寺の諸道の中でも、87年の歳月を掛け一番最後に完成したと云われる。

 初層部分には、空海が構想した金剛界曼荼羅が描かれている。
中心の柱に背を沿うように、北に「不空成就」西に「阿弥陀」東に「阿閃」南に「宝生」の四如来を安置し、脇侍を八大菩薩が固める。
 ん?肝心な大日如来は?と思われた方は流石である。空海は五重塔、中心の柱そのものを、宇宙の真理を表す、大日如来と位置づけたそうだ。柱や天上は極彩色の文様が美しく荘厳らしい。

「そう」とか「らしい」としか云えないのは、ここも特別展観の時しか入れないのだ。しかも、ここだけはたった正月三箇日のみ拝観が許されると言う。う〜〜〜ん、ここも見たい!正月といえば、あと僅か十日だ。ずっと京都に泊まりこむかな。(笑


 さぁ、五重塔は充分堪能した。次はいよいよ「金堂」だ。
 ここが所謂、本堂になる。東寺の建造物の中でも最も大きく、ご本尊は薬師三尊坐像、その脇を十二神将が固めている。これら薬師三尊像は、桃山時代の大仏師康正の作で、非常に密教的な薬師信仰の形を留めている。

 講堂と同じ、東側から小さな扉を開けて入る。
光背に七軀の化仏を配した、「七仏薬師法」の薬師如来像は坐してしても尚、巨大に見えて迫力がある。この七仏薬師の様相は、薬師如来が御利益を発揮するときの化身、分身とされている。日光菩薩と月光菩薩を両脇侍を従え、その威厳と神々しさは先の大日如来と、21尊像群に引けを取らない。


 同時に入ってきたのは、久しぶりに会った「団体さん」。こんな所まで来て、まだ会うとは思わなかった。(笑  確か・・岡山か広島辺りの、ツアー会社の旗を添乗員が持っていた。近畿、関西圏内から遍路へ出発する人は、やはり東寺から始めるようだ。

大合唱を聞くのも久しぶり。自分も読経したが、先の「〜京都・東寺〜その参」で見せた画像にあるように、この本堂だけは拝観料を払わなくても、境内側から賽銭箱前だけ開いた扉から、ご本尊が拝めるようになっている。
 そのせい?で、賽銭箱の前辺りで読経していたら、後頭部に外から投げてくる賽銭がビシバシ当たって痛い! 今日は、大師堂、講堂、金堂と既に三回も読経している。


 だが、個人的にはどうしても講堂の「21尊像」、特に大日如来が忘れられない。もう一度帰りに講堂へ入り、再び大日如来の前へ暫らく坐していた。 さっきは感動していて、気付かなかったが、講堂の隅っこに売店があった。先の三面大黒天のお姿を買うために、絵葉書でも買って崩そうと思ったら、絵葉書や曼荼羅ハンカチ、梵字トルマリンネックレスなど、義理の両親や妹なんかに土産を買っていたら、一万円を越えてしまった。(笑

 この真言十三仏の梵字入り、トルマリンエックレスは至極気に入って、自分と女房の分も買った。どうしても梵字系に弱いようだ。まぁ健康効果もあるし、還暦を越えた義理の両親も喜んでくれるだろう。そう、客を納得させるのは中々アイデア商品だ。

しかも、寺で特許まで取得している。もはや、仏教関連品と云えど、ビジネス的にも流石としかいいようがない。東寺の全てに参りました。もう、メロメロです。(笑

ただ、衣類にしろアクセサリー的な物にしろ、もっとこーゆーのも欲しいとか、売れんじゃないかってのは多々ある。何せ、ビジネスアイデアだけは、次々と浮かぶ、ピカイチの自負を持っている。
う〜〜ん、またOEMで、新ブランド立ち上げて色々作って売るかな〜。神仏を扱うのは、神や仏に代わって慈悲やご利益を世に伝える、有難〜い商売だし。ちょっと本気♪(笑