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07*30京都着
 地下鉄梅田駅〜JR大阪駅経由して、東海道山陽本線快速で京都に着いた。ミナミから僅か一時間弱、あっと云う間だった。 予約してある宿、ホテルステーション京都西館は京都タワー方面だ。カランコロン、京都の街を下駄で歩く。それにしても寒い、どんよりした曇り空。風も冷たい。やはり、大阪より北に位置するから気温は低い。

 遍路姿と違って、軍手は革の手袋に変わり、笈摺は毛皮のマフラーになった。唯一、贅沢した頃のなごり品だが、売りに出してはいたものの、高いので売れずに残っていた。そこまで出せる人は新品を買うので、こういった贅沢品は売れ辛い。私服が作務衣しかないので寒いと思って送らせた。しかし、この寒さなら持ってきて正解だったと思う。



 取り合えず、宿に着いて早過ぎるのでクロークへキャリーや掛け軸を預けた。 フロントの前にレストランがあり、朝食バイキングになっている。今朝、御堂筋ホテルを出る前に前夜買って置いた、コンビニおにぎりを食って来たので、腹は減ってないがとにかく寒い。コーヒーだけ飲ませて貰えないかと頼むと、特別にと250円でOKしてくれた。おまけにバイキングだからお代わりも出来たから、一杯125円。安すぎる。ラッキー♪


 さぁさぁ、一服も終わりコーヒーも二杯飲めた。
東寺はホテルの目と鼻の先だ、フロントに一応確認すると、「はい、東本願寺はそこです」と云う。「は?本願寺?東寺ではないんですか?」・・携帯の小さな地図画面で、宿を予約する際に最も東寺に近い宿を選択したと思ったのだが、どうも「東本願寺」と「東寺」を間違えたらしい。ロビーにあったパソコンで、もう一度「東寺」の場所を確認すると、何と駅の反対側だった。こりゃ笑える。今日もやっぱり、歩き遍路か。(笑


 泊まるべき宿を間違えたのは、もう変えようがない。気を取り直して再び駅へ向かう。ネットで確かめた道順を思い出しながら、バスターミナルを右へ迂回する。ここらか東寺行きのバスも出ているようだが、ソレほど遠くはなさそうだ、今日も歩こう。
 
 線路を越えられる場所を、探しながら沿って脇を歩いて行くと、前を歩いてた通勤途中のリーマンがスッと消えた。ん?と思って近づくと、高い段差を飛び降りて駐車場を抜けて行った。「ふ〜〜ん、アレが近道やな?」傍まで行くと、結構高い。「チッ・・下駄と違ぉたらな〜〜まぁええかぁ、飛んだるかの!」金剛杖の先を駐車場へ付けて、棒高跳びみたいに降りた。ズキン!と、傷めた左アキレス腱足に激痛。横着はするモンではない(笑。



 線路をくぐり、反対側へ。「もう少し、西の方やったな・・」前から来る、年配女性二人に訊いてみる。「すいません、教王護国寺はこの先でしょうか?」正式名称で尋ねてみたが、知らないと言う。ならば、「高い五重塔は、ご存知ないですか?」「それなら、ここを真っ直ぐ」一発で分かった。さすが、日本一の高さを誇る京都の名所だ。この尋ね方がやはり正解。

 五重塔を目印に大宮通りから近づいて行くと、慶賀門の前で一気に人集りが増える。 まだ朝早いと云うのに、縁日は既に門前から始まっているような賑わいだ。更に門をくぐると、かつてどこの縁日でも見た事が無いほどの出店が並ぶ。
人も勿論多いが、それより寧ろ店が多すぎて境内が見渡せない。配置図が頭に入ってないから、本堂も大師堂もどこへ行けば良いかまるで分からない。

 とにかく、人を掻き分けるように真っ直ぐ進んだ。
ぶつかるまで直進しないと、下手に曲がると分からなくなりそうだ。それぐらい、人の頭と出店の屋根で前が全然見えない。ふと右をチラッと見ると、弁天堂があった。ちょっと寄り道して弁天様にご挨拶。



〜仏教マメ知識〜
 ご存知、弁天様は七福神のお一人。
元はヒンドゥー教の女神である、サラスヴァティー(Sarasvatī)から神道や仏教に取り込まれた。従って、大黒天と同じ天部の仏であり、神でもある。明治の神仏分離後は、神道色の強かった弁天社の多くは、神社となり仏教弾圧から逃れた。そのため、奈良時代に遡る日本最古の立像も残されている。 弁天=弁財天、漢訳では弁才天の「才」が「財」となり、辨財天(財産をおさめる)と表される神社もある。
 また脱線したが、自分が弁財天を拝む理由は勿論、三面大黒天が我が家のご本尊だからだ。中央に大黒天、左に弁財天、右に毘沙門天の合体神が三面大黒天。だから、ご真言を唱える時も「おんまかきゃらやそわか」「おんそばていえいそわか」「おんべいしらまんだやそわか」と三神分。



それでは、また引き続き、東寺と弘法市の模様を「〜京都・東寺〜その参」でお楽しみ下さい。


感謝合掌