14*35宿を出撃
女将に言われて思い出したが、四国八十八ヶ所の内、難所と呼ばれるのは、目指す神峯寺を入れて６つ。
高知の難所はこの寺しかないから、残り３つは全て徳島に集中している事になる。
ただ、難所に関しては歩き遍路、一人一人で、感じ方が全く違うんではないだろうか。
何を基準に難所と、定義付けているのか分からないが、その時の体調や、脚の痛み、気温や天候に因っても違うと思う。
それに昨日の大日寺や、一昨日の竹林寺のように、納経時間に追われた状況で対峙するなら、平坦な寺でも難所よりキツい。
超軽量化作戦を講じた今日は、楽勝な気がする。
まるで、パワーアンクルを外した高嶺竜児のように、脚は軽やかに前へ進む。
分かるかな〜
サーキットの狼や、リングにかけろ！で育った世代の人なら分かるよね(笑)
道が狭くなり、タクシーやワンボックスの団体が降りて来る。
15*00
音楽が流れて、アナウンスが聞こえる。
「町民の皆さん！健康促進の為に…」
ん？温泉でもあるんか？と、思いきやラジオ体操第二が始まった。
わはははっマジかい？んな元気ねーよ！思わず笑ってしまった。
15*08遍路道入口
ここから、グネグネの車道をほぼ、ストレートに突き抜ける、山遍路道が始まる。
距離わずか100m差なら、明らかに車道が早い。
が、日差しも暑いしネタに森の中へ入ってみた。
都合五回、車道に分断された遍路道。毎度お馴染み、石や岩ゴロゴロのオンパレード。
しかし、昔の人はよくわらじでよく登ったな〜
一体、どんな足の裏してんだか。そういえば、千日修行で有名な酒井大阿闍梨は、ザクみたいな、ぶっとい太ももしてたなぁ〜
15*40撃破
標高430mを、二時間切って登れた。先に納経して貰い、団体をやり過ごす。
頑張って良かった。二団体がまだ、合唱中で、次の団体も来た。
幸いに、大師堂が離れている。静かに読経を果たせた。
お大師さんに、明日は室戸で会う約束をした。
帰りに、神峯の名水をペットボトルに頂いて行く。
16*22寺を出る
遍路笠の顎ひもが、汗で縮むのか、首が締まって苦しい(笑)。
体が温まるまで走って下る。帰りは車道を降りてみた。
納経時間に間に合わそうと、車遍路が飛ばして登ってくる。
自分も、関東八十八ヶ所の時は車遍路。あんな感じだったなぁ〜と振り返る。
夕焼けこやけが流れる。今日も五時過ぎた。でも、荷は軽い。宿も目の前、散歩気分でブラブラ帰った。
17*12宿に帰還
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