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14*29出撃
国分寺を出て、すぐの所に、遍路用品店があった。

何度も修理したが、強風でいよいよお粗末になった、菅笠を買い換えたいと入ってみると、なんと都合良く、笠の専門店だった。


網代笠と呼ばれる、ツバが大きく丸い物は、雨が降っても肩まで濡れないとは知っていたが、ネットで検討中に、価格が1万3千円ぐらいと、普通の五倍近くするから、買わなかった。

良く見る、大師像が被ってるのは、この網代笠の事だ。今となって、やはり欲しくなった。菅笠はどこにでもあるが、網代笠はあまり売ってない。


一つだけ、網代笠があったので、ご主人に値段を訊くと、二万円ぐらいと言う。

ぐらいってナンやねん?そう思ってると、遍路笠と呼ぶご主人の手作りの笠を勧められた。

値段も六寸で五千円と安い。自分のと比べると、随分デカいから、被ってたのは四寸ぐらいだったのか。
完全防水で、ビニール要らず、おまけに前後の印しと、顎ひも付きだ。

これら一切、自分のには無く、買ってから自分で付けた。一般的な安い菅笠は、みなそうらしい。
因みに、お大師の梵字が書かれたのが正面になる。


これは、しっかりしてそうで良さそうだ。手作りが気に入ったし、塗りもいい。
ぼろうとしてるのか(笑)オリジナルを売りたいのか、高い網代笠は、七寸だが色が薄く、何も文字が書かれてない。

ご主人曰わく、網代笠は行者や修行僧が被る物で、遍路用に自分が考案したのだと言う。

ヨシっ!気に入った。被ってきた老いぼれ菅笠は、廃車にしてもらった。


顎ひもまで、ご主人が締めてくれた。こーゆー事をされるのは、オンナならいいが、年配者にされるとこっ恥ずかしい。

表に出て、更に気に入った。強風にもビクともせず、嘘のようだ。大きいから、顔に風も当たらない。ムチャクチャ気に入ってしまった。

四寸で安いのもあり、全国宅配してくれるそうだ。ここでしか、手に入らないので、これから旅立つ方に是非、オススメしたい。

扇屋
0888-62-0083



人が通り過ぎてから、吠える犬はマジで頭に来る。ガキの頃、地下鉄でメンチを切ると、目を反らしてた気の弱いヘタレが、扉が閉まってから切り返しがるのに似てる。


西山大師堂付近から、遍路道を間違って超遠回り。道や川の形状を追っていても、似たような場所もあり、間違いに気付かない時も多い。

たまに、地元の善意で手書き地図があったりするが、逆打ち用は見た事がなく、使えない。

農夫に案内され、やっと遍路道に戻る。
今日も遠回り、ヤバくなってきた。寺に間に合わない。
これだから、逆打ちはギリギリまで宿へ電話出来ない。


二日連続、山寺ラストの全力疾走。お大師さんから、試練は続く。マジでっかぁ〜


また、目まぐるしく頭のCPUを回転させる。戸板島橋のたもとで、寺から2.4Km。
あそこに、四時半までに付けば納経に間に合うから、今夜の宿は更に4Km先の旅館かとりが取れる。
間に合わなければ、寺を通り越せない。寺前の民宿きらくへ留まるしかない。


全力で飛ばし、橋に着いた。「何時やっ!?」携帯を見ると16*09。「ヨッシャ間に合うで!」コースでは、信号を渡り歩道を推奨しているが、寺は橋を渡った右手にある。そのまま、対向車線の車道に突っ込んで行く。

16*40寺着
はぁ〜…何とか間に合った。お大師さん、毎日は堪忍してぇなぁ〜