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石や岩がゴツゴツした足場

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頂上越えルートから登ると、五百羅漢像群から入る

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雲辺寺の夜明け


6*28
女将さんから、お接待におにぎりとお茶のペットボトルを頂いた。今日は昼飯を食う店がない。
頼むのを忘れていたのに、ニクい心遣いに驚いて感謝する。
実際、この山を下るまで本当に自販機すらなかった。いつもの水道水のペットボトルと、頂いたお茶、それにおにぎりがなかったら、もたなかったかも知れない。お礼の言葉がない。

ご夫婦で外まで見送って頂き、宿を後に登山口へ向かう。


6*59
二人組の年配遍路が、もう下ってくる。(一体、何時から登ってるんだ!?)

8*30
三組目の下り遍路に訪ねる、6時半に民宿岡田を出たという。
余談だか、岡田は満室が多く、その場合は提携宿まで送迎してくるらしい。


すれ違い様に、お気をつけてと相手を気遣う余裕が出て来た。
落ち葉が赤く変わっていく。山頂が近づいたか?明け方は寒い、歩くと暑い。温度調整が難しい。


アドバイスも頂き、迷わずに行けた。格闘する事二時間半、ようやく四国八十八カ所中、最高峰を誇る雲辺寺をやっつけた。
最後は手前で、ゆっくり休憩したし、昨日の休息で脚力も回復したのか、楽に寺へ入れた。


雲辺寺は裏門があるので、どっから登っても、山門は一度しかくぐらない。

山頂経由だと、五百羅漢像が並ぶ裏から入る。
左が参拝順路らしいが、かなり下がってまた上がる感じだ。
ズルして、五百羅漢の中を抜け、大師堂らしき方へ向かう。
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五百羅漢の中央に、釈迦涅槃像もある。どれも大きく、迫力がある。


五百羅漢を抜け、大師堂へから入ろうとすると、柵で仕切ってあり、参拝順路は左と書いてある。やっぱり面倒くさい、

右を見ると、ケーブル降り場だ。同宿の歩き遍路も、ケーブルを使ったと言っていた。
完全走破する者もいれば、要所要所で乗り物を利用する歩き遍路もいる。人それぞれの選ぶべき道がある。

逆打ちにしたのも、別格を加え108箇所としたのも、自ら決めた道。真冬に向かう時期、そして動けなくなるまで歩く事を選んだのも己が自身。


どうにか入れそうな場所を探し、柵を越え、先に大師堂で勤行していると、ガヤガヤ騒がしくなってきた。

まさか!と思った時はもう遅い。ゾロゾロ団体遍路がやってきた。添乗員が全員の納経帳を入れた、ボストンバッグを持って小走りに行く。

読経を止める訳に行かず、待たされる事は覚悟した。
お大師さんに、ズルしたのがバレたか?