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世界中の誰しもが想像もしていなかっただろう。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による人類世界の感染者数は本日、日本時間早朝付けで、もはや述べ479万人に達した。死亡者は31万8千人。現実の数字はこれを相当上回るものと推測に難くない。

当初ヨーロッパで感染者拡大が最も酷かったイタリア、スペイン、イギリスを瞬く間に抜いて現在、世界で三番目に感染者の多いブラジルでは最大都市サンパウロで医療崩壊が避けられない状況となっている。サンパウロ医学大学のドミンゴ・アルベス氏が共同著者を務めた研究では、ブラジルの実際の感染者数は当局の発表より15倍ほど多いと試算している。これが現実ならば感染者数は375万人を超え、ロシア、アメリカを抜き世界最大の感染国となる。

恐ろしい数字だ。これが更なるパンデミックを引き起こせば既に先行して感染緩和、経済復興を推進する中国、EU各国など看過できる訳もなく、世界保健機関(WHO)が現在はアメリカ大陸がパンデミックの中心になっていると指摘する通り、特に地続きのアメリカには脅威でしかない南米との強硬な隔離措置を取るだろう。中国との経済大国覇権争いに待ったはなく王座を譲る気も毛頭ないことは明白だ。

人類世界を歴史的劇的に変貌させた、いやまだまだこれから変容せざるを得ないまでに影響を与え続ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。その指数関数的な感染率は世界中の国家元首、閣僚、官僚、自治体のトップはかつてないほど仕事をさせられているだろう。我が国における緊急事態宣言は元より、各国のロックダウンなどではそれぞれの姿勢が如実に露呈されている。

特に印象的だったのはイタリア。少々、引用すると、グアルド・タディーノ市 市長「家にいろ、人が死んでいるのがわからないのか!」ルチェラ市 市長「美容院など行ってる場合か!?どんなに髪型がきれいになったって棺桶に入ったら、誰も見やしないぞ。」バーリ市 市長「今は、卓球はダメだ!帰れ!家でプレイステーションをしてろ!」カンパニア州知事「卒業パーティーしている者がいると聞いた。火炎放射器を持った軍警察を送る。」確かに過激ではあるが、聞いた瞬間はグズグズしている日本の役人たちも見習うべきだと感じた人も多いのではなかろうか。

このパンデミックは人類平等だと主張する人もいる。「金持ちだろうと有名人だろうと関係がないこと。面白い人でも、頭が良くても、どこに住んでいても、何歳であってもかかる。どんなにすばらしい話を語れたところで意味はない」「すべてを平等にするのが素晴らしい。(ウイルスの)恐ろしさが素晴らしさになる」

マドンナは更にこうも加えた。「私たちは皆同じ船に乗っている」「船が沈むときは、全員がともに沈む」だが、彼女には同意できないとの批判も相次いでいる。真意はCOVID―19による差別や偏見を無くそうと訴えたかったかも知れないが、総資産600億円を超え豪邸の湯船に浸かりながらのSNS投稿では説得力がない。
確かにCOVID―19は誰でもが感染するのは間違いない。然れど、感染リスクと経済的影響は社会的地位や貧富の格差によって、天空の神と無防備な虫けらほど違っているのが現実世界だ。

国際通貨基金(IMF)が前回の「世界経済見通し(WEO)改訂見通し」を発表してからの3か月で、世界は劇的に変わったと報じた。世界経済が今年、10年前の世界金融危機のときを超える、大恐慌以来最悪の景気後退を経験する可能性はきわめて高い。現在の危機は大恐慌ならぬ「大封鎖」の様相を呈しており、世界経済はこの危機の結果、劇的なマイナス成長に陥ることが予測される。2021年には成長率がトレンドを上回り、部分的回復が見込まれるが、GDPの水準はウイルス流行前のトレンドより低い水準にとどまるだろう。ともしている。

2020年の実質GDP成長率予測は世界で−3.0%。アメリカが−5.9%、ユーロ圏は−7.5%。アジア新興国市場国と発展途上国はプラスではあるものの、わずか1.0%にとどまる。翌年2021年への見通しも決して明るい兆しは見えてはいない。

帝国データバンクによれば、
日本国内の新型コロナウイルス関連倒産は、156件判明(5月18日16時現在)・法的整理93件、事業停止は63件。・業種別上位は「ホテル・旅館」(34件)、「飲食店」(19件)、「アパレル・雑貨小売店」(14件)「食品製造」(9件)、「食品卸」(7件)、「建設」(6件)などとなっている。

東京商工リサーチによれば
経営破綻は、5月に入っても増勢をたどっているとし。負債の最大は、ホテル・リゾート運営受託のWBFホテル&リゾーツ(株)(大阪府、負債160億円)。次いで、ゲーム機器販売の(株)エターナルアミューズメント(東京都、同84億円)、雑貨販売のキャスキットソンジャパン(株)(東京都、同65億円)の順。判明している負債10億円以上の倒産は21件で、新型コロナ経営破たんは中堅クラスまで広がっている。*同月15日には、東証一部のアパレル大手レナウンが民事再生法適用を申請、138億円の負債を抱えて経営破綻に追い込まれた。


う〜〜ん、書き綴ればキリがおまへんな。
拙僧は前々からこのブログでも書いてきましたように、この地球は当然人類だけのものではなく、むしろ地球という美しいひとつの生命体であります。そこへ傍若無人に穴を掘り埋め立て森林を伐採し、海や空や大地を汚しそこかしこに生息し、無計画に膨大な繁殖を続け好き勝手に決めた領土と云う名の繁殖地を狭いだの、資源が足りないだの、信じるものが違うだのと侵略、略奪、人同士が殺戮を繰り返してきた。

今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による甚大且つ多大な被害。人類に及ぼされる様々な影響と問題。密教では神仏は八十余億いらっしゃるとされる。すなわち、人類よりも多いワケでその中にはもしやするならば、愚かなる人類への淘汰、粛清、懲罰を与えられる神仏もおられることでありましょうよ。拙僧がここ最近、日々の勤行でお祈りしとるのは、もしそうだとするのならば、せめてただですら、不衛生な環境の難民キャンプで三密を余儀なくされる人々や、同様にスラム街や貧困層の集落に暮らす人々も、つまりは意思や望みはあっても感染予防しようのない人々、志願・強制問わず命を懸けリスクと闘う医療従事者の方々も、職や会社を失った人々もどうか、そのような人々からまずは御赦しを頂けないかと。

逆にこの期に及んでまで猶、国家や行政の助成金や補助金、給付金につけ込み犯罪を躍起に加速させる阿呆ども。人様より幾ばくかの資産を持ち得ながら神仏にも人にすら感謝せず、救いの手を差し伸べぬもの。表向きは立派な国や自治体を代表しながらも、本当に必要なものを必要な人へ手立てを打てぬ、寄り添う心なき心足りぬ国家権力者たちも、拙僧も含め愚かなるものたちみな同罪です。

コロナ詐欺、コロナ虐待、コロナ風評、コロナ偏見、コロナ差別、コロナDV 、コロナ離婚、、もうぼちぼち、ええ加減にしなはれ。己の中の仏性《ぶっしょう》に気付きなはれ。このワシ《拙僧》ですら、十二年前に気付けたのですから。皆さん、絶対に大丈夫ですよってに。

人類の歴史は争いそのもの。人は人が傷つけるのです。たった一人の権力者が何万人、何十万人をも殺害することも可能です。然れど、人を救えるのも亦、神仏以外は人でしかありません。どうでしょうか。天災地変、災害も感染も未然に防ぐことも被害を最小限に抑えることも亦、国境を越えた人と人との協力が寛容でありましょう。今こそ、心ありきグローバルパートナーシップが問われていくでしょう。そうして本当に人類が国境を超え、人種や宗教の別け隔てなく、人と人が手を取り合ってひとつとなったとき、漸く神仏は我々にこの地球を託して下さるのではないかと。我々の子孫にそれを繋いでゆくのが、今の我々の使命、生きる意味ではないでしょうかね。

明日は甲子祭。先だって我が神殿に京都、ねね様の高台寺に付随する圓徳院の三面大黒天様のお像を、ご縁あって拝領致しましてから初の大黒天一日千座行。併せて心して厳修させて頂きます。
今回の講釈はこの辺にて。ほな、さいなら。
本日もおおきに。有難う御座いました。
平素ご高覧に感謝致します。

全世界核廃絶武装解除 Prayers for World Peace.
全人類が共に尊み共に助けあい共に慈しみ合いますように
We've to do Heavenly Rapture Pure Land construction.
皆さんに聖天様のご加護賜りますこと祈念致します

感謝合掌 北斗法蓮