我が大聖觀喜天宗において、読者諸兄の皆さんより、最も多く寄せられるご相談がこれである。『祈っても何しても、中々願いが叶わないので信仰を辞めても平気でしょうか?』、、、、

『平気でしょうか?』と云う言葉を遣うのだから、『平気ではない』なら、どうするおつもりか。そもそも、何を以て平気か否かなのか。聖天信仰において諸説云々云われておる『障害』のことであろうか。心無い供養、勤行の末は、子孫七代の福をも押収されることを畏れてなのか?

祈りの根幹を成すものは、是即ち人々の思いである。自分の事であろうと、他人の為であろうと変わらない。こうしたい、ああしたい、こうなりたい、ああなって欲しい、こうはなりたくない、あんな事は自分や家族に起きて欲しくない。安心、安全、希望、期待、安堵。誰しも不幸になりたくない。今、不幸だと思ってる人は一日も早く幸福になりたい。窮地を脱したい。それらは皆、我々の思いである。

思いとは、自我なる意思である。神仏にも縋りたい、叶えて欲しい意思。にも、関わらず中々叶えてくれません。ならば、他を当たります。と云うことなのでしょうか。それとも、神仏を頼るのを一切辞め、今後はご自分のチカラで現状打開を図るのでしょうか。

それもいいでしょう。まだまだご自分のチカラを信じられる。可能性を感じられる。素晴らしいことです。拙僧もかつては周りを部下と敵のみとし、生き馬の目を抜く世界で一切神仏を信じず、手を合わせたことすらなく生きて来ました。

若しくは他の神仏をあたって見られますか。この世には八十余億の神仏がいらっしゃいまする。全て当たれば人類の人口以上です。それもいいでしょう。それとも最後の選択肢として、諦めますか?
一度でも神に縋ったあなたの思いは、その程度でしたか。叶わなくとも生きて行けるのですか。そうでないなら、、、、


五段講莚(聖天講式)第一段に曰く
『密かに以(おもんみ)れば、億々生死(おくおくしょうじ)の内、受け難きは人身。劫々流転(ごうこうるてん)の際にも、遇い難きは佛教なり。偶々(たまたま)受け難き人界の生を受け、幸いに遇い難き聖天の法に遇う。奇縁の至り感涙抑え難し。』

この世に人として産まれて来るのすら得難いが、更に佛教に出遭い、中でも特に聖天様との奇縁を結ぶは、涙が止まらぬほどの幸福なことである。と、書されております。
聖天信仰は現在、我国日本が中心です。ガネーシャ信仰はインドにも残っておりますが、密教秘法を供養必要とする聖天信仰は、弘法大師空海大阿闍梨が体系したためです。

余談ですが、西から伝わった密教は日本で止まってしまってます。この先、更に東へアメリカへヨーロッパへ、アフリカへ世界一周。尊天上様の御名を世界の隅々まで届ける。恵果阿闍梨の意志を継ぎ、世界進出を目論む北斗法蓮です。

もとい。出生率を無視した単純計算では、日本人に生まれる確率は刹那1.6%。少々乱暴な計算ですが、札幌の人口とほぼ同じ190万人しか日本に生まれることが出来まへん。【来世は何人?赤ちゃんガチャ】なるものがあるとすれば、早稲田慶応の一般入試倍率と同じ、6倍競争突破でしか先進国に生まれてこず、残り84%は後進国にガチャします。また、半数以上が中国、インド、アフリカ人となります。日本に生まれて嬉しくなりまへんか?もっと誇りを持って、世界に日本の良さを発信しまひょ。


大尊天上様(聖天)は、The last prayer(最後の祈り)とも云われます。何年もかけて様々な神仏を信仰し、それでも叶わなかった人が、最後に辿り着く最後の祈り。

五段講莚(聖天講式)第三段に曰く
『亦曰く若し人、諸天の為に捨てられて、我れを想えば即時に悉地を現じて皆円満すと云々。当に知るべし此の天の利生(りしょう)の方便は自余(じよ)八十余億の仏神に超過す。』

もし、あなたが諸々神仏に受け入れられず
あなたの願いが諸々の神仏に聞き入れられずとも
尊天上様を心に想えば、即時円満となろう。その霊験は、あなた方の知る全ての神仏をも凌ぐのだから。

第五段に曰く
『一尊一天の讃嘆を致すと雖(いえど
)も、八十余億遍く諸佛諸神の威光を増す。』

ただ、この尊天上様おひとりだけを拝み、祈り、縋るのならば、それは即ち、八十余億全ての神仏のチカラを増すことになる。

【大聖歓喜天和讃】朝行(一座)に曰く
祈る願望はこれしきも決して空しからず 望むままにことごとく
成就せしめるは 低頭(ていず)合掌の功(こう)徒(いたず)らに心身を勞し 朝祈暮賽(ちょうきぼさい)の勤め 幣帛(へいは)を費やすに至らぬ 唯一無二の天(かみ)であるが故に 
これ天尊上様だけの ご誓願御神力なるぞ有難たや

祈りは決して虚しくはない。誰しもが望むままに成就しよう。
頭を下げ続け、懸命に手を合わせるも、疲労困憊。長年の信仰、参拝、寄進もお金と時間を無駄に費やすことになる。は、世の常。多くの神仏はお聞き届け下さらぬ。そうはならぬが唯一無二の天のみ。

然るに、、、

天部降神の儀に曰く
『御仏の金言、諸神諸仏の捨て賜うよな、我ら愚願も一心に信じるものは、ただちに成就せしめるは、この天尊上様だけのご誓願なるぞ。有難や。』

『洵(まこと)に末代澆季(まつだいぎょうき)相應(そうおう)の尊天と申し奉るべく、豈(あに)信仰せざるべけんや。信じざるべけんや。』

信仰をせざるをえまい 信じざるをえまい、、、
お分かり頂けましたですやろか。

編集後記
さて、お花見も終わり清明から穀雨へ。時節は変わり移ろいます。
「火垂るの墓」や「かぐや姫の物語」などで知られる、日本アニメ界の巨匠。高畑勲さんが亡くなりました。享年八十二歳。鈴木プロデューサーの言葉を借りれば、『まだまだ、やりたいことがいっぱいあった人だから、非常に無念だったと思います。』拙僧も、三十年後に同じように『まだまだやりたいことが山ほどある。死んでる場合とちゃうんや!』と云えるよう、生きて行きたいでんな。
心よりご冥福をお祈りいたします。

今回の講釈はこの辺にて。ほな、さいなら。
本日もおおきに。有難う御座いました。
平素ご高覧に感謝致します。

全世界核廃絶武装解除 Prayers for World Peace.
全人類が共に尊み共に助けあい共に慈しみ合いますように
We've to do Heavenly Rapture Pure Land construction.
皆さんに聖天様のご加護賜りますこと祈念致します

感謝合掌 北斗法蓮