第二段
『第二に垂跡(すいじゃく)の化導(けどう)を讃ずとは。男天(なんてん)は即ち、大自在天の所変なり。天上天下(てんじょうてんが)の魔軍を退けて、今世後世(こんせこうせ)の利益を施す。女天(にょてん)はこれ、観自在尊の応化なり。』

『十一面(いちじゅういちめん)の聖容(しょうよう)を現じ、三十三身の妙體(みょうたい)を示す。夫婦抱立(ふうふほうりゅう)の姿は、二儀和合の相を現す。象頭人身(ぞうずじんしん)の形は、十界具有(じゅかいぐゆう)の理(り)を現す。或る時は二臂四臂を現じ、或る時は六臂八臂を現ず。皆是れ和光利物(わこうりもつ)の表示、随類応現(ずいるいおうげん)の体相(たいそう)なり。』

『外(ほか)には、忿怒(ふんぬ)の形を現すと雖(いえど)も、内には偏(ひとえ)に慈悲の心に住す。総じて是れ、折伏(しゃっぷく)攝受(しょうじゅ)の霊天なり。』

『抜苦(ばっく)與樂(よらく)の薩埵(さった)に非ずや。内と云い、外と云い、仰がずんば有るべからず。仍(よ)って伽陀(かだ)を唱えて禮拝を行ずべし。』


第三段
『第三に誓願の殊勝なるを明かすとは。経に曰く、上品(じょうぼん)に、我れを持(じ)すれば我れ、人中(じんちゅう)の王たるを与え。中品(ちゅうぼん)に、我れを持すれば我れ、帝(てい)の師たるを与え。下品(げぼん)に、我れを持すれば我れ、富貴無窮(ふうきむきゅう*窮=ぐ可)なるを与えんと云々。』

『亦曰く若し人、諸天の為に捨てられて、我れを想えば即時に悉地を現じて皆円満すと云々。当に知るべし此の天の利生(りしょう)の方便は自余(じよ)八十余億の仏神に超過す。』

『観(おもんみ)れば夫れ、人間の栄耀と云い、世間の運命と云い、諸神を頼むと雖(いえど)も、諸神は非禮(ひれい)を受けざるの故に非拠(ひしょ)を求めれば丹誠(たんせい)しばしば空し。』

『諸佛を仰ぐと雖も、諸佛は宿習(しゅくじゅう)に由るの故に、宿善無き者は、素懐(そかい)達し難し。低頭(ていず)合掌の功、徒(いたずら)に心身を労し、朝祈暮賽(ちょうきぼさい)の勤め、幣帛(へいはく)を費やすに似たり。』

『然るに此の歓喜天王は尚、無慙(むざん)の悪人をも捨て賜わず。賢父(けんぷ)の愚子(ぐし)を憐れむに相同じ。況(いわん)や有縁(うえん)の行者に和順すること、宛(あたか)も明王の忠臣に任ずるが如し。』

『於戯(嗚呼・・)加すべき加するは是、諸佛神の通例なり。加すまじきを加するこそは、唯(ただ)、大聖天様だけの別願に限れり。
茲(これ)に因って貧乏の族(やから)、名号を唱えれば直ちに豊稔(ほうねん)の歓花(かんか)に誇(ほご)り、卑賤(ひせん)の輩、信心を凝らせば即ち高貴の官班(かんぱん)に登る。』

『大小(たいしょう)顕密の学侶、各々法楽を致して以って其の業(わざ)を遂げ、詩歌管弦(しいかかんげん)の好士(こうし)、互いに技能を振ってその名を揚ぐ。』

『肆(かるがゆえ)に、大願を発(おこ)すの人は、先ず此の尊に帰して満足せしむ。大名を期するの人は、専ら此の天を仰いで宿望を達し、古今勝計(ここんしょうけい)すべからず。』

『緇素男女(しそなんにょ)の肩を差(まじ)うるや、堂上(どうじょう)花の如く。老少親疎(ろうしょうしんそ)の志を運ぶや門前(もんぜん)市(いち)を、成(な)す。』

『霊天の誓願、殊勝なること、此れを以って知るべし。悉地成就の速疾(そくしつ)なること、之を以って察すべし。仍って伽陀を唱えて禮拝を行ずべし。』


第四段へ続く。

それではまた。
本日もおおきに。
ご高覧に感謝致します。

全世界核廃絶武装解除 Prayers for World Peace.
全人類が共に尊み共に助けあい共に慈しみ合いますように
We've to do Heavenly Rapture Pure Land construction.

感謝合掌 北斗法蓮