大師開教以来、1190年。
私の住む関東には、大師を信奉する真言宗のお寺が
約四千三百箇所ほどあるそうです。

関東八十八ヶ所のお遍路は、その中から平成7年に一都六県にまたがり
大師ゆかりの地を巡る、平成のへんろ道です。

まったく無宗教だった私が、なぜこの歳になって
遍路の旅へ旅立つ気になったのでしょう。
くしくも、愚憎が今年誕生日を迎えれば、大師が四国八十八ヶ所を開創したと伝えられる同じ歳になります。

少し前から、四国八十八ヶ所遍路に興味を持ち、とても行ってみたい気持ちになりましたが、仕事に忙殺され半年ほど遍路の事は忘れかけていました。何故か、またふと思い立ち、関東にもお遍路があることを知り、「関東ならまとめて時間をとらずとも、何度か通えば巡拝出来るかも知れない・・」そう思い、始めることにしました。


よく自分探しの旅とも例えられる、お遍路道。
ただ大師を慕っての素朴な信仰、遍路を辿る中、心身の毒素が浄化され霊場と霊場を結ぶ道は大自然の病院とも言われています。八十八箇所をいつ全て廻りきれるのか・・また、それを果した先にはどんな心境と現実の変化が起きているのでしょうか・・



第一番霊場は「高崎観音 慈眼院」。ただ、観光で二三度訪れたことのある高崎観音が、関東は八十八箇所の第一番になっているとは驚きでした。愚憎の住んでいる群馬自体が、関東遍路のスタート地点「発心の霊場」となっていたのです。もう、かれこれ15年もここに暮らしながら全く知りませんでした。今日からまずは群馬県内から、少しづつでも確実に遍路の道を巡っていきたいと思います。