虚空蔵求聞持法とは、十三仏の中で三十三回忌を司り
広大無辺の福徳・知恵の功徳を蔵する菩薩。
また、寅年生まれ十二支守り本尊でもある
虚空蔵菩薩(梵名アーカーシャガルバ)のご真言
(ナゥボゥアカシャギャラバヤオンアリキャマリボリソワカ)
を100万回唱えると、様々なご利益、功徳が得られると云われているものです。

簡単に一言で、100万回といいますが
まさに苦行に他なりません。

冷たい滝に打たれるとか、断食するとか
そんな修行に比べると、ただ唱えるだけの方が
相当に楽に感じますが、どっこいそんな事はありません。

単純計算しても、一日1万回唱えても100日。
2万回でも50日。1000回なら約一年毎日続けなくてはなりません。

(ナゥボゥアカシャギャラバヤオンアリキャマリボリソワカ)
ただでさえ、舌をかみそうなこの長いご真言を
先達者たちは、驚異的な速さで読み上げます。

愚僧も10万回を目前に随分慣れてはきましたが
始めは相当時間がかかりました。

今でも、1000回を連続して唱えるのは
かなり気力を必要とします。


その内、分かってくるというか体感しますが
右脳で唱えてると、速度は驚異的に速まります。
慣れれば左脳でも、早く唱えることは出来ますが
右脳の比ではありません。

うまく右脳につながっているとき、
全く無意識でも、すごい速さで唱えられますが
突然、自分の意識とは無関係に、プラグが外れたように左脳へ
いってしまうと、どもったり、詰まったり、スピードも落ちてきます。

それほど、右脳の力は未知の潜在能力を秘めていそうです。


虚空蔵菩薩の「虚空」とは無量の意で、お大師様のご誓願にも

 「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、我が願いも尽きなん。」とあります。
言葉を砕くとこういう意味です。
 「虚空が尽きるまで、迷える衆生が尽きるまで、さとり(衆生を救う行)の尽きるまで、永遠に仏に祈りつづけたい。空、衆生、さとりが尽きれば、わたくしの願いも尽きるであろう。」

砕いても私のような愚憎には難しいですね。

さらに難しい専門的な記述によれば、
虚空蔵菩薩の経典と信仰 虚空蔵菩薩の信仰は虚空蔵求聞持法が
8世紀初め頃伝えられてから盛んに信仰されたそうです。
虚空蔵求聞持法は虚空蔵菩薩を念じて記憶力を得るもので、空海の
「三教指帰(さんきょうしいき)」に、この真言百万編を誦すれば大変な
暗記力を得られるとあり、空海もこの修法をされました。
智慧や暗記力ばかりか、あらゆる財宝を得られる功徳、所願成就の功徳が
あるとされ、日蓮は12才の時「日本第一の智者となさしめ給へ」と
21日間願掛けされて虚空蔵菩薩様から宝珠を頂かれました。
とあります。