今、次の旅となる四国八十八遍路に備えて
徐々に写経を書き溜めています。

そもそも、写経とはなんでしょう?
まだ始めたばかりで、深く意味を理解していませんが
良く言われるのは、精神の安定を望めるという事でしょうか。

愚憎の場合、毎朝毎晩のお勤めの際に
般若心経を読経しておりますが、始めは振り仮名を見ながらでないと
読み上げが出来なかったのが、写経を同時進行させることによって
書きながら、振り仮名なしで声を出すことにより
今は、振り仮名を読まずに読経できるようになりました。

まだ、手本を下に引き書いていますが
次は、手本を下に引かず見ながら。そして最終的に
手本を見ずして写経、読経が出来るようになりたいですね。

もうひとつ、大嫌いな正座も何とか出来るようになり
最初は、書き終えたあとしばらく寝転がって動けませんでしたが
今は、無理しても直後に立ち上がり書き上げた写経を床の間まで
持っていけるようになりました。

人間、何でも修行ですね。



虚空蔵求聞持法も間もなく10万です。
これについては、また後ほど。


写経の功徳について・・
1.自然の治癒力が向上する
2.指先を使うことで、脳を活性化させることができる
3.心が清浄になり、安心の境地になる
4.姿勢がよくなり、心と体が落ち着いてくる
5.集中力がついてくる
6.忍耐力がついてくる
7.字が上手になる
8・イライラを解消し、疲労回復を図る
なども言われています。

写経の功徳によって、極楽往生ができるということが
写経観念文に書かれています。
現代の医学的見地からみても、写経や誦経が自己の治癒力を高める
効果をもたらしということが分かっているそうです。
一つのことに意識を集中させることによって、神経系統、特に大脳
の働きが有序化され、整理されて、からだ全体がバランスよく保たれます。
そして、各器官が活発化してくるらしいのです。

最近、東北大学の教授が認知症予防にも写経が効果的であることを
科学的に証明されています。
写経をすることで、苦渋をかかえた自分を次第に抑え、写経を終えたときには
何かが吹っ切れて、元の清々しい気持ちを取り戻すことができるともあります。