皆さん、ご無沙汰しております。
北斗法蓮です。お元気でしたでしょうか?
随分と秋も深まり、冷え込む日も増えて参りましたね。
既に、ツィッターでもお伝えしましたように、去る11月1日、妻沼聖天さまの朝参りに参列してきました。本日はその日の模様などを書きたいと思います。
当日前夜、いつものように午後10時ごろ帰宅して、お供えを済ませたあと、知らぬ間にソファで寝入ってしまいました。
深夜零時半ごろ、慌てて起きて炊飯器のスイッチを入れ沐浴し、炊き立てのご飯をお供えして勤行。午前3時には家を出ました。
ちょうど台風が関東へ最大接近していた日で、余裕をもって出発したのですが、妻沼聖天さま迄の道のり、およそ40kmのあいだ、終始豪雨に見舞われました。
ワイパー全開でも、皆目、前がほとんど見えないほどの雨。深夜ですから道路は空いていたのですが、結局、妻沼に到着したのは午前4時45分。朝参りの定刻までギリギリでした。
そんな豪雨の中でも、仮本殿へ向かうと下駄箱に雨傘がズラリ。ザッと数えただけでも30本ほどありました。さすがは聖天信者の皆さんだな・・・そう思いながら、いそいそと遠慮がちに(初めての参列なのでいちおー。)中へ入りました。
ズラズラと人が正座している。どこへ座ろうかと・・・見ると、聖天さまのお厨子のど真ん前が空いてるではないですか。お焼香と塗香が置いてある台。当然そこが中央で、その奥にお厨子があるのですが、そこからほぼ真っ直ぐに壁まで隙間が空いておったので、自分はそこへ場所をいただきました。
はっ・・もしかして、こういう行動が態度デカイと思われる要因なのでしょうかw。出家してからというもの、元よりデカイ態度を多少は自粛してきたつもりなんですが。どこへ行っても何をしてても、古株のように思われるのが常でしたので。
まーそんなことはどーでもいいんですが。ただ、真正面に陣取れたことを聖天さまに感謝申し上げ、塗香で心身を淨め袈裟を着け身を整えておりますと、「初めての方ですか?」と行者さまに問われ、そう答えると次第書と一緒に紙を一枚渡され、「ここに氏名、住所を書いてください」と云われました。
その紙は普段、祈祷申し込みに際し使用しているものと同じものでしたが、とりあえず氏名・住所を書きやすいから流用しているのだろうと勝手に思い、サッと書いて渡しました。あとで分かったのですが、朝参りの際に祈祷も同時に申し込む方もいらっしゃるようで、帰りに御札を持って帰っている方も見受けられました。
自分的には兎に角、この"次第書"がいただきたくて仕方なかったものですから、念願の次第書を手にして大喜びでした。実は、妻沼聖天には、生駒聖天や待乳山聖天のように信徒用の勤行次第と申しますか、要するにそのお寺独自の経本というものが存在しません。
唯一、この次第書だけが妻沼聖天オリジナルの経本と云えばそうなのです。然し、これは非売品であり、朝参りに参列したものだけがいただけるといふ・・・そう、ある意味、超レアもんなんですwふっふっふっ。(それがどーしたw)
無論、同じ宗派である高野山真言宗の僧侶と名乗れば、裏技を使うまでもなくもっと簡単に頂けたのでしょうが、あくまで皆さんと同じ立場に拘る私は、皆さんと同じ通常ルートでようやく入手したと云うことです。
さてさて内陣には、お顔を拝見したことのある、行者さまが二人。更に女性一人、男性一人、お顔は見えませんでしたが、地響きのように力強く大太鼓を叩く方が一人。合計5人の行者さまと我々が待つ所へ、ご住職さまがご入場。朝参りが始まりました。
結論から云うと、最後のご住職の法話まで入れて、およそ全部で一時間ほどの朝参りでした。読んだお経は、妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五(要するに観音経全文)、続いて般若心経の二つでした。
ただ、どちらも超スローペースで読誦(どくじゅ)するのと、般若心経は三巻読み上げるので、結構な時間がかかりました。法話自体はおそらく、ものの5分あったかなかったかぐらいだったと思います。
浴油祈祷を依頼するときも、観音経(偈文だけですが)読み上げますが、あの時はかなりのハイペースでした。自分の感覚では、かつて経験した江東区の深川不動尊のそれよりも、更に早い読経に感じました。
然し、自分も普段、まー時間に追われているのも御座いますが、相当なハイペースで読経しておりますので、そのせいか、超スローペースで読まれると、反って次の言葉が出てきにくく、とっくに暗誦している観音経全文にも関わらず、時折、(次、ナンだっけな?)みたいなカミカミの状態でした。(だったら、次第書チャンと見ながら読めよw)
ご住職の法話は、弘法大師の著作、『般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)』の一節に関する、まー理訳と申しますか、解説のようなお話しでした。見開き1ページのコピーを渡されてね。「前回の続きですが・・」と始められたので、ずっと通っている方々の中にはメモを取っている、熱心な女性信者の方が隣におられました。
然しまーよくあるっちゃあ、良くある法話。伯耆丘鵜衣紋さんもご存知の、少林山の座禅会でもこういった、お経の意味や仏教に関するネタが多いですね。確かにご住職の口から直接に解説を聞けると云うのは、勉強の場としては最適でしょうし、きっと長年やっているとネタ切れになるのも分からなくはないですが・・
自分的には、法話と云うよりももっと時事や今、困っている人たちへの具体的な救済方法なども合わせて皆さんとお話していきたいと思いますね。せっかく通われていて、顔も名前も分かった人たちが集まっているのですから、もっと意見を交換したりしてね。イロイロやっていきたいと思っております。
それでは本日はこのへんで。
次回、いつ書けるか分かりませんが、妻沼聖天における次第書の内容や、浴油祈祷で新たに分かったことも含めてお伝えしていきたいと思っております。
・・実は1日の朝参りの日も、そのままスーツに着替え、また夜遅くまでビジネス界に身を投じての修行でした。この修行の終焉が見える日まで、更新もままならぬと思いますが、どうか皆さん、これから一層寒くなって参りますので、お風邪など召さぬようご自愛下さいませ。既に本日一名、風邪を引きましたと読者の方からメールいただいたばかりですしw。自己管理、気をつけて下さいね。ではでは、さよーなら。
感謝合掌
北斗 法蓮 百拝
北斗法蓮です。お元気でしたでしょうか?
随分と秋も深まり、冷え込む日も増えて参りましたね。
既に、ツィッターでもお伝えしましたように、去る11月1日、妻沼聖天さまの朝参りに参列してきました。本日はその日の模様などを書きたいと思います。
当日前夜、いつものように午後10時ごろ帰宅して、お供えを済ませたあと、知らぬ間にソファで寝入ってしまいました。
深夜零時半ごろ、慌てて起きて炊飯器のスイッチを入れ沐浴し、炊き立てのご飯をお供えして勤行。午前3時には家を出ました。
ちょうど台風が関東へ最大接近していた日で、余裕をもって出発したのですが、妻沼聖天さま迄の道のり、およそ40kmのあいだ、終始豪雨に見舞われました。
ワイパー全開でも、皆目、前がほとんど見えないほどの雨。深夜ですから道路は空いていたのですが、結局、妻沼に到着したのは午前4時45分。朝参りの定刻までギリギリでした。
そんな豪雨の中でも、仮本殿へ向かうと下駄箱に雨傘がズラリ。ザッと数えただけでも30本ほどありました。さすがは聖天信者の皆さんだな・・・そう思いながら、いそいそと遠慮がちに(初めての参列なのでいちおー。)中へ入りました。
ズラズラと人が正座している。どこへ座ろうかと・・・見ると、聖天さまのお厨子のど真ん前が空いてるではないですか。お焼香と塗香が置いてある台。当然そこが中央で、その奥にお厨子があるのですが、そこからほぼ真っ直ぐに壁まで隙間が空いておったので、自分はそこへ場所をいただきました。
はっ・・もしかして、こういう行動が態度デカイと思われる要因なのでしょうかw。出家してからというもの、元よりデカイ態度を多少は自粛してきたつもりなんですが。どこへ行っても何をしてても、古株のように思われるのが常でしたので。
まーそんなことはどーでもいいんですが。ただ、真正面に陣取れたことを聖天さまに感謝申し上げ、塗香で心身を淨め袈裟を着け身を整えておりますと、「初めての方ですか?」と行者さまに問われ、そう答えると次第書と一緒に紙を一枚渡され、「ここに氏名、住所を書いてください」と云われました。
その紙は普段、祈祷申し込みに際し使用しているものと同じものでしたが、とりあえず氏名・住所を書きやすいから流用しているのだろうと勝手に思い、サッと書いて渡しました。あとで分かったのですが、朝参りの際に祈祷も同時に申し込む方もいらっしゃるようで、帰りに御札を持って帰っている方も見受けられました。
自分的には兎に角、この"次第書"がいただきたくて仕方なかったものですから、念願の次第書を手にして大喜びでした。実は、妻沼聖天には、生駒聖天や待乳山聖天のように信徒用の勤行次第と申しますか、要するにそのお寺独自の経本というものが存在しません。
唯一、この次第書だけが妻沼聖天オリジナルの経本と云えばそうなのです。然し、これは非売品であり、朝参りに参列したものだけがいただけるといふ・・・そう、ある意味、超レアもんなんですwふっふっふっ。(それがどーしたw)
無論、同じ宗派である高野山真言宗の僧侶と名乗れば、裏技を使うまでもなくもっと簡単に頂けたのでしょうが、あくまで皆さんと同じ立場に拘る私は、皆さんと同じ通常ルートでようやく入手したと云うことです。
さてさて内陣には、お顔を拝見したことのある、行者さまが二人。更に女性一人、男性一人、お顔は見えませんでしたが、地響きのように力強く大太鼓を叩く方が一人。合計5人の行者さまと我々が待つ所へ、ご住職さまがご入場。朝参りが始まりました。
結論から云うと、最後のご住職の法話まで入れて、およそ全部で一時間ほどの朝参りでした。読んだお経は、妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五(要するに観音経全文)、続いて般若心経の二つでした。
ただ、どちらも超スローペースで読誦(どくじゅ)するのと、般若心経は三巻読み上げるので、結構な時間がかかりました。法話自体はおそらく、ものの5分あったかなかったかぐらいだったと思います。
浴油祈祷を依頼するときも、観音経(偈文だけですが)読み上げますが、あの時はかなりのハイペースでした。自分の感覚では、かつて経験した江東区の深川不動尊のそれよりも、更に早い読経に感じました。
然し、自分も普段、まー時間に追われているのも御座いますが、相当なハイペースで読経しておりますので、そのせいか、超スローペースで読まれると、反って次の言葉が出てきにくく、とっくに暗誦している観音経全文にも関わらず、時折、(次、ナンだっけな?)みたいなカミカミの状態でした。(だったら、次第書チャンと見ながら読めよw)
ご住職の法話は、弘法大師の著作、『般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)』の一節に関する、まー理訳と申しますか、解説のようなお話しでした。見開き1ページのコピーを渡されてね。「前回の続きですが・・」と始められたので、ずっと通っている方々の中にはメモを取っている、熱心な女性信者の方が隣におられました。
然しまーよくあるっちゃあ、良くある法話。伯耆丘鵜衣紋さんもご存知の、少林山の座禅会でもこういった、お経の意味や仏教に関するネタが多いですね。確かにご住職の口から直接に解説を聞けると云うのは、勉強の場としては最適でしょうし、きっと長年やっているとネタ切れになるのも分からなくはないですが・・
自分的には、法話と云うよりももっと時事や今、困っている人たちへの具体的な救済方法なども合わせて皆さんとお話していきたいと思いますね。せっかく通われていて、顔も名前も分かった人たちが集まっているのですから、もっと意見を交換したりしてね。イロイロやっていきたいと思っております。
それでは本日はこのへんで。
次回、いつ書けるか分かりませんが、妻沼聖天における次第書の内容や、浴油祈祷で新たに分かったことも含めてお伝えしていきたいと思っております。
・・実は1日の朝参りの日も、そのままスーツに着替え、また夜遅くまでビジネス界に身を投じての修行でした。この修行の終焉が見える日まで、更新もままならぬと思いますが、どうか皆さん、これから一層寒くなって参りますので、お風邪など召さぬようご自愛下さいませ。既に本日一名、風邪を引きましたと読者の方からメールいただいたばかりですしw。自己管理、気をつけて下さいね。ではでは、さよーなら。
感謝合掌
北斗 法蓮 百拝
コメント
コメント一覧 (3)
妻沼か… やっぱ私みたいなエセ修行者がいくのは恐れ多いっすよ 同じ埼玉は坂戸にある台湾道教寺院の聖天宮にはたまにいくんですが(ホラホラ、どこが仏教徒だ) そういえば ケヤキウォークでインドタイ物産展やってて 聖天様のもとになったヒンズーの神象売ってました 私は笛を吹いてる像がなんか気に入って それがクリシュナであることも知らずに買ってきました
長駄文御容赦
時間が足りなさそうですね
妻沼に朝詣りの翌日
偶然にも自分も行きました
後でブログで知りました