先日ご縁戴いた、初老のご夫婦。
ご主人は校長先生で、奥さんは高校教師。

お二人の年金は、合わせて80万を越えるそうで。
所帯年収にして、およそ1000万。

住宅ローンも子育てもとっくに終えた、ご隠居されたお二人は、お孫さんに何でも買ってやれる、いつでも好きなときに好きなだけ海外旅行へ出掛けられる、悠々自適な老後を送られてます。

然し、こーゆー方はそうは多くいらっしゃいません。

いつものように、歩いて買いモンへ行こうとしたとき
道路工事か何かで、工事現場の誘導員?ほら、ヘルメット被って
ピカピカ光る棒持って、立ってはる人。よぉいてますやろ?

住宅の日陰に入ってはったけど、35℃を越える暑さ。
「ご苦労はんでんな、暑いでっしゃろ?」と声をかける。

角を曲がると、また一人立ってはる。
今度は、わずかながらの日陰に身体半分入れてはる。

「なるべく日陰に入っとくんなはれや。」と私。
「う〜ん、なるだけ探して移動してんですけどね。」とオジサン。

現場を通り過ぎると、反対側にまた一人。
今度は全く日陰がない。ギンギンギラギラの炎天下。

「大丈夫でっか?熱中症にならんようにしてや。」
このオジサンは無言でニヤっとだけ笑った。

三人とも、ちょっくら気まぐれで真夏の修行をした私など
全然、足元にも及ばぬほどの日焼け。真っ黒けのど黒人。

三者三様であったが、上からの指示で配置されたのか?
最初の人が一番、要領がいいのか?どこに居たって暑いのは暑い。

分からないが、三人とも50代を優に越えている。
二人目の人は70代にも見えた。


一体、この人たちは何故、その御歳で過酷な労働をするのか?
年金が足りないのか?貰えてんだか、まともに貰えてないんだか。
とても趣味やボケ防止に働いてる、職種には見えない。
涼しい図書館の中の受付とかなら分かるけど。

年金自体に依存すること自体、もはや危なっかしいが、年金もしっかり貰える上に、いざと云う時、それに代用出来るような資産若しくは、キャッシュフローが整備されてなければ尚、安心はならない。

このダブルヘッジなら云うことはないが、多くの場合前者は貰えるかどうか微妙、若しくはスズメの涙。後者の老後ヘッジなど考えてもみない。と云う方が大多数ではないかと思う。

文頭の校長先生のように、沢山の年金を貰いたいと40代から思ったって、そこから大学へ行ってキャリアを積むのは難しい。人生や社会には、そのようにどうしても時間の経過が必要なものが結構多い。


アリとキリギリスの話しに似てるが、工事現場で真っ黒になってたオジサンだって、別にキリギリスのようにサボったり遊んだりしてきた人ばかりじゃないと思う。

真面目に働いてきたって、学歴やキャリアや能力がなければ、或いは余程の倹約家でなけりゃ、60になったって70になったって、年金は少ないし貯蓄もない。働くしかない。

せめて健康ならいいが、人間60から一気に病気になる確率は急上昇する。だから生保は大体60までで免責となるのが多い。病気の確立が上がったらサヨナラってやつだ。今まで有難う御座いました。ってな感じ。

そんなモンである。
最近は随分と見直されて、高齢者でも継続可能な保険もあるが、料金もその分、跳ね上げる。保険屋も商売。本来、預かった金は保険金支払いの為でなく、運用益を上げる為のものだからだ。当然、コンマ数%までの綿密なリスク試算をして料金と保障内容を設定している。

実は保険屋もやっていたので、かなり実情と内情には詳しい。


まー兎に角、
さっきのオジサンたちのような人を見るといつも思う。

この人たちは、これから10年先、20年先不安はないだろうか。
都会では地縁者、社縁者、もはや血縁者までも失った老人が
寂しく一人アパートで孤独死してゆく。

帰る田舎を失くしてしまったか。
帰る場所はなくはないのに、今更帰れないのか?

親だ兄弟だと云っても、疎遠にしていれば相手も同じになる。

こーゆー人たちも、どうにかしたいと思う。
もっと安全にもっと楽に、老後ヘッジを補えるキャッシュフローを提案してやりたい。住む場所だって、都会より地方のが安いだろうに。

仕事がないのか?ならば、仕事も見つけてやればいいのか?地方にはない?なら、仕事自体を作ってあげよう。

なに?通えるか?
通わなくてもいい、キャッシュフローじゃなきゃダメでしょ。

そんなスキームも構築してゆきたい。
これは健常な高齢者だけでなく、母子家庭の母や低所得者層の人たちにもきっと有効な手段になるはずだと思っている。

1億持ってる人に、それを2億にする方法を教えるのは簡単だ。いとも容易い。そこまで行けば、金は金を生む。だが、100万もない。15万か20万がやっとの給料の人に、もうあと、3万5万とゆとりを持たせてあげたい。

これも、これからの私にとって
大切な大切な志事(しごと)のひとつであります。



本日もご訪問おおきに、
ご愛読有難う御座いました。


感謝合掌
北斗 法蓮 百拝