091206_0230~0001


真夜中、午前二時半。
所謂、草木も眠る丑三つ時。

様々な邪気も寝静まるこの時間。
荘厳なる静寂に包まれ、空気も最も清淨となる。
聖天さまの最も喜ばれる時間でおます。

生駒山聖天においても、
この午前二時から浴油祈祷が厳修されております。
それは既に三百年以上に渡り、歴代聖天行者によって
守られてきました。

私もそれに習い、近頃は聖天さまへのお勤めに限り
朝、夕、深夜と一日に三座厳修しております。

家族も隣近所も寝静まる時刻。
読経するにも祈祷するも、敢えて集中しようとせずとも
力みすぎず、と云って気も散らず、自然入我我入も容易く
聖天さまと感応道交、相通ずる境地へと導かれるのであります。


本来、仏教では朝の勤行(おつとめ)を、
「晨朝(じんじょう)」と云い、夕方の法要を「日没」、
夜の法要を「初夜」と云います。

また、虚空蔵求聞持法などを厳修する際など
山寺の堂に山篭(さんろう)するような場合、
初夜・中夜・後夜の三座に、それぞれ修法を以って臨みます。

それぞれの時間帯は大体、
初夜・・・夕方六時〜午後十時、又は零時
中夜・・・零時〜午前二時、又は午前二時
後夜・・・午前二時〜午前六時、又は午前四時〜六時


これら、【晨朝・日中・日没・初夜・中夜・後夜】と云う
現し方は、二十四時間を六つに分けた、昼夜六時の時刻表記法に
基づいとるんであります。

因みに丑三つ時っちゅうんは、
丑満時(うしみつどき)とも書きまんな。

丑が満る時、或いは
一刻、二時間を更に四分割、即ち三十分単位に割って
おったとも云われまんので、その場合は二時半でんな。
*先頭の子の刻が、午後十一時〜午前一時とする場合ね。
 その場合は、次の午前三時までが丑の刻やからね。


一日二十四時間を十二支を例えた、
戦国時代〜江戸時代の時間の現し方ですわ。

干支で云うと丑は、
子、丑、寅、卯、辰、巳・・・

自分が巳年やから、ここまでしか知らんのですが(爆。

まー兎に角、
丑は二番目でしょ?

一日を十二個で割ってるから
必然的に、一個は二時間ですわな。

そやから、二番目の丑は二時なんですわ。
ネットも何もない時代。いにしえの昔は
皆々、時間がゆっくり静かに流れてましたさかいね。

戦国時代と云えど、
敵将に降伏を促した上で、その返答を待つのに
「さらば、あと二刻ほど待たれい・・」とかって云うでしょ?

二刻っちゅうたら、一刻=二時間ですから
四時間でっせ。のんびりしてて宣しおまんなぁ〜ホンマ。

もはや世界中、どこでも繋がる携帯電話、インターネット。
「直ちに調べまして、折り返し致します!」ってね。

確かにビジネスはスピード命です。
私もかつてはそれを最も重視し、信条にすらしてきました。

然し、
そんな何もかんも急いで、命すらも生き急いで
もっと大事なこと見失わんようにしまひょうね。



本日もご愛読、ご訪問
誠に有難う御座います。

毎度おおきに。


感謝合掌
北斗法蓮 百拝


091205_1959~0001


プレゼントです。

地方都市、高崎と云えど
いちおーシーズンでんな。

駅前に、こんなモンがありました。
十一年ぶりにイルミネーションが復活した、
表参道とは比べモンになりまへんがw

まもなく
息子の見送り時刻が迫って参りました。
寝たら起きられへんので、このまんまオールナイトで行きます