皆さん、こんにちわ。
私が北斗法蓮で御座居ます。

あそーそー
読者プレゼント第四弾。
神奈川県のKさんに、決まり申したので受付終了と
さして貰います。ご応募いただき祝着至極、有難う御座いました。



《ミ〜ンミンミンミンミィ〜ン・・ジジジジ》
日中はまだ、斯様に夏らしい油蝉の声が聴こえはします。
時折、トッポジージョも負けじと鳴いております。

トッポジージョとは、つくつくほーしのコトです。
鳴き始めは、《ツクツクホーシ》と聴こえますが、
鳴き止む寸前、フィナーレには、《トッポジージョ》と聴こえませんか?

近頃は黄昏れれば、今度はコオロギや鈴虫たちが、
彼等から成る、小さな虫のオーケストラも、庭で大演奏を始めます。


本年は冷夏とされながらも、やはり暑く蒸す日も多御座居ました。
然し近頃は朝晩も随分、心地良い風が吹くようになり
終り行く夏と、訪れよう秋の気配が混在する希有な日々が続いております。

が、今ふと空を見上げますれば、まだまだ、高い高い青い大気。
やや、空に浮かぶ雲たちも、その衣に秋を模様し始めてはおりますが・・
然れど、まだまだ夏が、こう申しておるように聴こえます。

《まだ、終わっちゃいねーよ》
《秋ぶって、哀愁浸ってんじゃねーよ》
《まだまだ夏じゃい、ナメんじゃねーぞ!》


専業主夫"行"宣言をしてから早、三ヶ月。
自らに課してきた、様々な"WORK" 即ち、"仕事"も
悉く制覇してきた今、あとは来る"Our time is coming"を
待つだけの状態となった、今日この頃そして今。

ここ数日を、まるで気楽主婦のように過ごしておりました。
"仕事"するのでもなく、増して"志事"するのでもなく、
ただ、"私事"に半ば浮かれし、一日の内、大半の時間をそれに費やし
とうとう、殊もあろうか昨夜、勤行において聖天さまへの禮拝すらも
中座して寝入ってしまう為体な有様。

いえ、読経中に居眠りすることは今までも能くあったのですが
どこをどう読んでおるのか? 今、何の経を読んでおるのか?
どなたのご真言を上げておるのか? それすらも分からないほど
寝惚けておっても、それでも最後まで何とかかんとかと、
やり通しては来たので御座居ます。

それが、ここ数日。
聖天さまを何とかこなすと、仏壇及び、三面大黒天さま愛染明王さまなど、
他のご本尊、ご先祖さまのご供養など、御挨拶のみで簡略させて戴いたりと、
為体が始まり、とうとう昨夜。
聖天さまをも、端折るなどと云う、大暴挙と相成ったので御座居ます。


怠りの心は早馬の如くやって参ります。
この身に垢が付くよりも早く、心に垢が憑くまでもなく
正に光陰矢の如く、光の速度で我が心と身体を覆い尽くします。

本当に数ヶ月、いえ数年ぶりの"私事(しごと)"へ傾倒する時間は
それはそれは楽しゅう時間で御座居ました。
それが久しぶりに訪れた最初の日は、もう愉しくて楽しくて。
嬉しくて嬉しくて。聖天さまにも御礼申上げ、喜びと感謝を伝えました。

然し、それが数日に及べば、ほんの二三日でも
かつての快楽悦楽絶対至上主義だった、私の心の追憶は
瞬く間に今の私の心に覆いかぶさって参ります。


人は往々にして
見るべきものよりも、見たいもの。
聴くべき言葉よりも、聞きたいこと。
やるべきことよりも、やりたいこと。
喰うべきものより、喰いたいものを優先してしまいます。


法蓮よ、うぬは決して後戻りしてはならぬ
うぬは決して、今の道を見失ってはならぬ
うぬは努々、抱きし大義を忘れるでないぞ

慢心決してならぬ
驕り高ぶり決してならぬ
怠り惰性、増してならぬ


"やりたいこと"即ち、"私事"にかかる前に、
"やるべきこと"即ち、"志事"においてその中で、

"今すぐ"にでも、出来る。金がなくても出来る。
遠くへ行かずとも出来る。独りで十分に出来る。

そんな、"志事"をやるべきでした。
慢心怠心しとる場合やおまへんでした。

また、一から足元を見つめ直し
顔洗って頬をしばいて、今日から出直します。


ほな さいなら。
本日もご訪問、おおおきに有難う御座いました。


感謝合掌
法蓮 百億拝